アイドリッシュセブンを止めた。
だから一年と少し前彼がアイドルゲームに出ると聞いて真っ先に飛びついた。
アイドルものも、ソーシャルゲーム物も手を出すのは初めてだった。
彼はあまり幸せそうなキャラを演じてはこなかったから、持病を抱えながらも前向きに頑張るアイドルというキャラは嬉しかった。
あっという間に私はアイドリッシュセブンというコンテンツの虜になった。
だが、八月下旬、アイドリッシュセブンが炎上した。
プロデューサーのゲームの私物化を機にどんどんと明るみになっていく数々の疑惑。
私は絵も文章も書いたことはないからトテパクとかはわからない。線がかさなっているかどうかもわからない。
それでも他のゲームと被っている構図の数々はさすがにまずいと感じた。
何よりラレ側と言われる某アイドルゲームとのキャラクターの設定被り…これはもうどうやっても擁護できないほど似ていた。
それでもツイッターなどの情報を全て信じたくなくて、アイドリッシュセブンを信じたくて、私はラレ側と呼ばれるゲームをプレイした。
結果、何も言えなくなってしまった。
前述の通り私は素人だからトレパクの専門的なところはわからない。
けれども、それを引き抜いても似ていた。外見も中身も。
信じたかった。アイドリッシュセブンというキャラクターが唯一無二の存在であることを。
それでも私は一年間大好きだったアイドリッシュセブンを止められなくて、プレイしていた。
運営にもメールをした「アイドリッシュセブンのキャラををパクリと呼ばれないようにしてほしい。応援しています」と。
今ならなんとかなるんじゃないかってそう信じていた。
それに返ってきたのは「Pレターが全て」というテンプレ回答だった。
確かに私は微課金と呼ばれる程度の課金してこなかったし、運営に大切にされないユーザーだろう。
けれどもあまりにも辛い返答だった。
それでもアイドリッシュセブンのログインは日課だったしプレイしようとした。
だが私はもうアイドリッシュセブンをプレイしていて楽しいとは感じなくなった。
辛い。
多分もうこのゲームに触れることはないと思う。
今までありがとうアイドリッシュセブン。