少し前に母親が亡くなって、父親と昔話とか思い出話とかをすることが増えたんだけども。
「昔、母さんにお前の性格のことで『ええ!信じられない!』ってことを言われたけど、何言われたか思い出せない」と、言い始めた。
そんなこと言われても、こっちは何なのかさっぱりわからないんだけど。
でも、もしかしたら、発達障害かなにかのカミングアウトだったのではないだろうか、と思うようになった。
学生時代に無気力すぎたり、遅刻が治らなすぎたりして、学校から紹介された心療内科へ何度か一緒に通ったことがあるからだ。
かわるがわる、いろんなテストを受けた。カウンセリングも受けた。
そのときは、自律神経失調症ということで診断書を書いてもらったはずだ。少なくとも、自分はそう聞いた。
なんとなく気になって大人の発達障害をググりまくってみると、あてはまりすぎて愕然とした。
もちろんあてはまらないこともあるけれど。
でもよく考えてみれば、小さい頃からとても矛盾を抱えていたように思う。
誰でもすぐできる簡単なことが、とても難しくて時間がかかったりした。
支度は時間通りにできていて、あとは家を出るだけなのに遅刻したりした。
家の鍵をかけたかどうかを忘れて、鍵がかかっているか一度確かめに戻って、安心して出発したらまた鍵をかけたかどうか忘れたりした。
数学のテストでいえば、最後の証明問題はすぐできるのに、問1の計算問題は一番の難問だった。
ただ、難問は解けていて、計算問題の解け具合で加点する感じだったから、テストの点だけはよかった。
自慢するわけではないけれど、同級生に旧帝レベルがゴロゴロいる学校に通っていた。そこでも成績は悪くなかった。
でも、いい大人のいまでも一桁の暗算すらちょっと時間が必要。おつりの計算もとっさにはできない。
勉強でも、学校でも、家の生活でも、こういう理解されない矛盾が頻繁にあった。
どうしてこれができないの、といわれても、言い返す言葉がなかった。
すぐできることをしようとしない、頭でっかちの性根が曲がってる子だと思われた。
とても生きづらかった。
そして、今も、とても生きづらい。
程度の差こそあれ発達障害なんてありふれてるよ 家の鍵を何回も確認してしまうのは俺もよくやる
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全然分かってない。 発達障害とはグラデーションであり165cmのように明確な線引きができるものではない。