そのいろいろとは何かというと、まずブログ黎明からのブロガーの歴史を学ぶということがある。
また人気ブログの掟、定石などを学ぶということがある。
またいろいろのデザインやプラグインなどを主に学ぶということがある。これをかたちから入る学という。
また各無料ブログ、サーバーをはじめ、手当たり次第に学ぼうとすることもあるだろう。
このほかにも、種類を細かく分けていけば、学び方はもっといろいろあるだろう。
それにもアフィリエイトの貼り方を学ぶものと、アフィリエイトを貼りたい者のためにアフィリエイトそのものを講義しているものと二通りあるようだ。
ざっと上記のごとくブログ道にはいろいろあって、めいめい好む種類を学ぶにあたって、めいめいがどのようにして学ぶかが問題である。
その方法はといえば、これまた教える師の思惑、そして学ぶ者の思惑がそれぞれ違うので、様々である。
ブログ道を志して、学びに入ろうとする人々の中には、初めからこれぞという当人の思い込んだ方向があって、その方法も当人が独自に見つけるというケースもある。
しかし、それほどまで特別に思い込んだ方向もなく、方法も自ら探り当てるに至らぬような人は、ものを知った人の言葉を読み、どこから入ればよいか、初めての稽古の仕方はどのブログをまず見るべきか、あれこれ問い求める。これは世の常であるが、誠にそうあるべきことである。
自分が追求したいブログの性質を正しく見定め、それを学ぶ方法を確かに掴んで、ゆくさき横道の悪い方に落ちないように、業績も早く出来上がるように、効率的であるようにと、初めからよく考えめぐらせて、学びに入りたいものである。同じく努力していても、その学びの方法によっては、得失の差が出て来ることだろう。
そうはいっても、ブログの種類はさまざまであるから、特にこれをと、はたから押し付けるのはよくない。たいていは、当人みずからが思い込んだほうにまかせてよい。
いかに初心者といえども、ブログ道を志すほどの者は、まさか子供のような料簡でもあるまいし、分に応じて当人の考えは必ずあろうというものである。
めいめい好むこと好まぬことがあり、また生まれつき得意なことと苦手なことがあるのだから、苦手なことを努めても、効果を上げることは少ない。
またどういうタイプのブログにしても、どのようにして書くかという手順を一応の理屈によって、これはこうだからと示し教えることは簡単であるが、その示し教えた通りにやることが果たして本当に良いものかどうか。それは案外、悪いのではないか。ブログというものは、いかにベテランといえども知りがたいことも多いのだから、やはり鵜呑みは良くはなく、実は当人のこころまかせにするのが一番良いのだ。
結局、ブログはただただ年月長く、止まらず怠らず、励み努めることが肝要である。
学び方はいかようにしてもよいだろう。それほどこだわることはない。方法がどれほど良くても、怠って努めなければ効果はない。
また、それぞれの者の才能によって、効果は非常に違ってくるが、才能のあるなしは生まれつきのことだから、手のつけようがない。
しかしたいていは、才能の無いひとにしても、怠らずに努めさえすれば、それだけの効果はあるもの。
また、歳を取ってしまったひとも、努めて励めば、思いの外、効果を上げることがある。
また、暇の無いひとも、思いの外、暇の多いひとよりも効果を見せもする。
それだから、才能の乏しいこと、学ぶことのおそいこと、暇の無いことなんぞによって、こころくじけて、やめてはならぬ。
なににしても、努めさえすれば、事はできると思ってよい。