「争点にしてないじゃないか」とか「経済再生を信じて投票した人まただまされた」みたいな書き込みを多く見る。
でも実際、今回自民党に投票した人の多くは、経済再生を託して改憲は国民投票で否決すれば良いと考えたわけでも、あるいは自民党の憲法草案を見なかったから彼らに投票したというわけではない気がする。
だって今まで報道されてきた自民党議員の言動を見ていれば、あの草案を生み出した思想的背景やイデオロギーははっきり感じ取れるから。そしてそれは同時に改憲以外の普段の経済政策・社会保障政策を方向付けるものだ。
それを分かってるのに投票したと言うことは、草案を見たか見てないかは置いておいて、あのような方向性の国家になることを消極的にでも賛成している人間が日本人に多くいるということなのではないのか。
今、野党の選挙戦略が振り返られ批判もなされているけど、正直このような状況ではどうしようもないのではないか。
だって日本人があれを望んでいるから。3分の2を取らせないと言われても関係ないよ。だってああいう国家を欲しているんだから。