2016-05-08

[]シビルウォーキャプテンアメリカの不可解な3つの行動

1.なぜ協定署名しないのか

キャプテンアメリカは「管理下に置かれることで、政府の都合に従うことになる」と言う。ただ管理に置かれるのはアメリカ政府ではなく、国連であるために一国の思惑に左右されない。しかもこの協定は171国の賛同も得られており、戦闘で死者を出したナイジェリア政府意向でもある。迷惑掛けてしまった国がそうしたいと言っているのに、正義犠牲はつきものだなんて言うから傲慢さを感じてしまう。本来そういう発言アイアンマンがするから面白いのにキャプテンアメリカが言ってしまってはいけないと思う。ただ、もちろんここで従ったら物語にならないので、脚本としては国連ではなくアメリカに従うという話にすべきだった。そうであれば過去経験からキャプテンアメリカが反対するのも分かる。

2.なぜバッキー濡れ衣真犯人のことをアイアンマンに伝えないのか

ネタバレ]有名な空港戦闘キャプテンアメリカバッキーを逃がそうとしてたところ、アイアンマンに見つかり内紛になる。ここでキャプテンアメリカ真犯人を知りながら伝えない。それだからアイアンマンからしたらキャプテンアメリカが友人の逃亡を手助けしてるようにしか見えない。しかも「言っても理解してもらえない」からと言わなかったのに、終盤でアイアンマン真犯人に気づくと「やっと分かったか」と言う。いやいやお前が最初に話しておけば良かったのに、と思わずにいられない。ここでの設定は「キャプテンアメリカは伝えようとしたけどアイアンマンが聞く耳を持たなかった」という展開なら良かったのに。そのほうがアイアンマンらしさも出るしと思う。

3.なぜバッキーに罪を償わせないのか

ネタバレバッキー洗脳されていたとは言え、トニーの両親を殺している。それなのにキャプテンアメリカバッキー擁護して逃亡を手助けしている。確かにバッキーは大切な戦友だからというのも分かる。ただキャプテンアメリカは冒頭の戦闘で死者を出してしまった際に「個人の行いは個人で責任を持つべき」と言って協定に書名しなかった。そんな彼がバッキー殺人認識していながら罪を問わないのどうみても私情を挟みすぎている。それならばバッキーの過ちは知らないことにして、バッキー最後は誤解が解けたんだから自主すべきだった。

これらに関して劇中で説明が不足しているので、キャプテンアメリカは私情で行動しているように映る。そのためアイアンマンの言い分が正しく感じてしまう。これはアベンジャーズではなく、キャプテンアメリカ映画なのにどうしてそうしてしまったのか。脚本を「アベンジャーズアメリカ政府管理下になる」「キャプテンアメリカ真実を伝えてもアイアンマンが信じない」「バッキー最後アイアンマンに謝って罪を償う」に変えていればもっといい映画になったのに。

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