いつも元気で明るい性格の持ち主で
みんなから人気のある可愛らしい子に
二年ぶりのその子は
少しあどけなさが残る大人っぽい女性で
受験生になると
教室でよく自習をしていた。
辛くなるのかと思えば
そんなこと全くなかった。
放課後になると
暗くなった外を校門まで一緒に歩くのが心地よくて。
当時自分には夢中になってることがあって
恋愛には無関心だった。
お互いを知る前に
その度にフラれてるって
不意打ちくらったみたいに
なんとなーく授業中とか無意識に
見るようになっていて
そしたら友達思いで
根が真面目でいつも笑顔なくせに
ふと見ると
一人で何かを悲しんでるような表情のときがあって
これが初恋。
でもけっきょく受験勉強に追われて
思いも伝える余裕もなく
そして二年後
その子もいた。
二年の間会うことがなくなって
忘れると思ってたんだけど
夢によく出てきたりして
決して忘れることはできず。
好きになってから長く間が空いたけど
お酒の力も借りつつ呼び出して思いを伝えた。
この先これ以上
人を好きになれるか分からないくらい
告白されたことはあってもしたことはない。
気持ちを伝えた途端
さっきまでバカみたいに飲んでも
全く酔えなかったお酒が一気に回った。
みんなのお荷物になるのを避けるため
無意識でみんなに帰るって伝えて
先に帰ったらしい。
夜が明けるトワイライトにふと目が覚めて
「今度二人で一緒に遊ぼう!」
超嬉しかった。生きててよかったなあって思えた。
次の冬でそれからまた二年が経つ
けれど
まだ返信をしていない。
どういう話かよくわからなかったけど返信はしろよ