2015-08-06

初恋

いつも元気で明るい性格の持ち主で

みんなから人気のある可愛らしい子に

ある同級生男子が恋をした話。

実話ですが特定できないようにしてます

二年ぶりのその子

少しあどけなさが残る大人っぽい女性

ますます魅力的になっていた。

高校3年時はその子クラスも一緒で

学校行事の準備で少しずつ接点持つようになって

受験生になると

放課後はその子も含めて数人で暗くなるまで

教室でよく自習をしていた。

部活引退して勉強漬けの毎日

辛くなるのかと思えば

そんなこと全くなかった。

放課後になると

の子勉強しながらふざけ合って

暗くなった外を校門まで一緒に歩くのが心地よくて。

 

当時自分には夢中になってることがあって

恋愛には無関心だった。

普通に彼氏がいてもおかしくない人なのに

お互いを知る前に

の子は一人の男子に何度も告白して

その度にフラれてるって

友達に教えてもらってから

の子が何度もフラれていたことよりも

あいつにも好きな人がいるんだ」って

不意打ちくらったみたいに

頭がジーンとして嫉妬心を感じたのが始まり

そっから気になってることを自覚して

なんとなーく授業中とか無意識

見るようになっていて

そしたら友達思いで

根が真面目でいつも笑顔なくせに

ふと見ると

一人で何かを悲しんでるような表情のときがあって

ますます魅力的に感じてしまったの。

これが初恋

でもけっきょく受験勉強に追われて

思いも伝える余裕もなく

あっという間に卒業して二人とも大学生

そして二年後

地元帰省して久々に友達と飲みに行くことになって行ったら

の子もいた。

二年の間会うことがなくなって

自分彼女ができたりもして

忘れると思ってたんだけど

夢によく出てきたりして

決して忘れることはできず。

好きになってから長く間が空いたけど

お酒の力も借りつつ呼び出して思いを伝えた。

この先これ以上

人を好きになれるか分からないくらい

自分が大好きな人

自分から告白するのはまじで緊張した。

告白されたことはあってもしたことはない。

気持ちを伝えた途端

さっきまでバカみたいに飲んでも

全く酔えなかったお酒が一気に回った。

から友達に聞いたら自分では覚えてないけど

みんなのお荷物になるのを避けるため

無意識でみんなに帰るって伝えて

先に帰ったらしい。

夜が明けるトワイライトにふと目が覚めて

すぐスマホ見たらその子からメールが来た。

「今度二人で一緒に遊ぼう!」

超嬉しかった。生きててよかったなあって思えた。

次の冬でそれからまた二年が経つ

けれど

まだ返信をしていない。

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