母親とは諦めて、折り合いつけて付き合えるようになったかなと思ってたんだけど
二十代半ばのなんかの折に、
「(妹)ちゃんは18になる前に父親を失ったかわいそうな子なのよ!?」と言われて
目の前が真っ暗になった
私だって幼稚園のころからあなたがたの喧嘩仲直り喧嘩仲直りに巻き込まれ振り回されてきたし
祖父亡くなる、大学の作品制作大詰めでインフルかかる、失恋、と
ズタボロのところに追い討ちのように離婚告げられて死にたかったし
受験だろうが学校でいじめたりいじめられたりしてようが構われず
怯えながら暮らした結果めでたくアダルトチルドレンの実績解除してるんですが。
なんかそういうとこでやっぱり、
ああこの人私より妹が好きなんだなとわかって
控えめに言ってがっかりした。
世界で親だけは絶対に子を一番に考えてるんだ、とか私にとっては嘘だ。
娘に対して夫を否定することは
娘の存在を否定することだ、となんでわかってくれなかったのか。
不仲の両親を見て育ってきたならあなたもわかってるはずなのに。
以降「お母さんには長女の気持ちはわからないから!」と開き直られるようになったし
みんな最後はわたしを棄てるのだ、という
この呪いはどう解いたらいいのか
諦め忘れるしかないと努めていても
三十になってもまだ時折泡のように