自分のプライベートを人様に晒しすぎるのもどうかと思い、一時期よりもTwitter等の投稿数を減らしていたら…いつしか「何かに気付く」ことも減っていたりする今日この頃。
単純に気付く事が減っているのならばそれはそれで構わないけれど、実情は、日々細々と無意識に拾っている「何か」が未整理のまま頭の中に溜まっているだけだったという。
若い頃ならば、その得体の知れない溜まった「何か」をエネルギーに表現(のようなモノ)をしていた所だけど、今現在環境も自分の力量もそこまである訳でもなく。
話は飛ぶけれど、今までのSNSの長所にして短所なのは、人間関係の更新速度が遅いことだと思う。(私が改めて言う事でもないのは十分承知しているけれど)
長きに渡って本当に繋がっていられる人はそんなにいる訳がなく、出会った時は共通の話題や悩みを共有出来ても、いずれお互いの成長速度、方向に向かってバラバラになっていくもので、一旦そうなったならば、近況報告などは数年に1回でもして、共感はまぁともかく、へぇそうなのかと少しでも興味を持てれば良い方なんじゃなかろうか。
自分の周りの皆がそれぞれ歳を重ねて、自分自身も彼らとは異なる道を歩んでいる。今歩んでいる道は、間違いなく自分で望んでいた方向でもある。
それでも、まだまだやり足りない事はあるのだ。
贅沢な悩み事なんだろうが、自分が燻っていると感じていることを身近な誰かもしくはかつての仲間に訴えたところで、皆自分の生活でいっぱいいっぱいなのだ。
夢をみるだけでやれている気でいた若い頃とは状況は違う。
加えて私もプライドが邪魔する上に1年や2年で解決しそうにもないことなので、口を開ければ燻っているフラストレーションが…という訳にもいかない。
かくして、冒頭に書いたように、プライベートは晒さないように、晒さないようにしてきたところ、自分の気持ちが自分でも判らなくなっている始末。
幸い、このはてなの匿名ダイアリーは、自分が何者でもない状態を特別気にしないで済む上に、オーディエンスがいると仮定してアウトプットすることになるので、一定の自己満足感も味わえる。
何かに気付いきアウトプットする事は、きっと呼吸をする事と似ていて、深く深く吐き出せば、沢山の新しい空気を身体に取り入れることが出来る。新しい空気が取り入れられれば、気分も前向きになるものだ。
あくまで自分の希望でしかない考え方だけれど、何もしないで燻っているよりはいくらかはマシなはずだと思いたい。
…と、こんな所で、かつてアーティスト気取りで絵を描き、勢いにまかせてバンド活動などしていた、現お母さん歴3年の自分は、さっさと現実に戻って残った家事を片付けることにしよう。