18世紀の江戸中期、ウナギはもともと川の中でのたくってる、生活に余裕があるやつなら絶対喰わないような下賎な食べ物でありまして、すげー安い食い物だったんだよ。
19世紀の江戸後期、マグロの赤身トロはすぐに痛む足が早い食べ物でありすぐに腐って売り物にならないわけで、やっぱり下賎な者が買いやすいすげー安い食い物だったんだよ。
20世紀の昭和中期、クジラの肉は牛豚鳥の動物肉タンパクが大量に安く手に入らない中にあって、一発銛入れればまとめてそれなりの量が確保できる、やっぱりすげー安い食い物だったんだよ。
安い食い物の評判がよくなり人気が出て、高価格の高級料理路線と低価格の庶民の味路線の二本立てで国民食になり、それを聞きつけた海外でも喰い始めて需要が急騰、原材料の価格が急騰すると貧乏国の連中が乱獲に走り、水産資源の枯渇を招きレッドリスト入りで、好きなだけ喰えなくなるって寸法。
マグロはトロの部位がすぐに痛むし、油でコッテリで粋な味じゃねえってんで、投げ売りされてたんだね。
トロに比べて赤みの方が長持ちするので、こちらの方が高かったと。
電気による冷蔵技術が確立し配送用トラックにそれが載るようになると、トロを痛めずに店頭に出すことができるようになり、昨今の油まみれで柔らかいトロが歯がガタガタのじーさんばーさんと孫のセットにベストマッチで喰いまくってくれたおかげで、価値観の逆転が起こった的な。
うなぎを腹から開いて串をさして関西の薄口の上等な醤油を塗って蒲焼にして露店売りしてた。
それを武家の総本山の江戸に持ち込んだところ、腹を開くうなぎは縁起が悪いハラキリだってんで武士に嫌われるし、上方の旨味で勝負する醤油は東方の真っ黒でしょっぱいガッツリくるものとは違って受け入れなれないわけで、結局ヒエラルキー上方の連中に相手にされる食べ物にはなり得なかった。
それが変わったのは、千葉だったかの方で東方風味ながらも上質な醤油が開発されて、上方からうなぎの伝道よろしくがんばった意識の高い露天商の連中の満足を得たのと、その醤油とみりんを混ぜたところ糞甘いタレが出来上がって江戸の連中に受けてからですね。
ウナギ食べられなくなるのかなあ。マグロといい、クジラといい、和食は肩身が狭い。 でも正直な話、若い世代にはクジラって馴染みはないのよねえ。 もっと言えば、貧乏人はウナギな...
18世紀の江戸中期、ウナギはもともと川の中でのたくってる、生活に余裕があるやつなら絶対喰わないような下賎な食べ物でありまして、すげー安い食い物だったんだよ。 19世紀の江戸後...
寿司はもともと屋台で食べるもんだったみたいな感じかな。 なんかイギリスで日本式ラーメンが2000円するのも時代の流れのような気がしてきた。
マグロはツナ缶としての需要の方が遥かに多いとどっかで聞いた気が まあどう考えてもツナ缶の方が日本でさえも流通量多いよな、まして海外まで含めたら比べるまでもないわな
ん? ツナ缶のツナってカツオじゃないの?
横だけど、ツナ缶のツナって厳密にカツオを指しているわけじゃなくて、遠洋の中型~大型回遊魚全般のいみですな。
ウナギは当時からピンキリだよ。 ただ、「食えたものじゃない」と評された最底辺の屋台売りのウナギでも一串十六文。 同時代の屋台の天ぷらが一串四文だから、どっちかってーと当時...
遠洋でクジラを採りだしたのって戦後らしいよ
遠洋での鯨漁は国際的には江戸時代にはやってたよ。 日本は近海物が主だったらしいけど。 日本も欧米も鯨は食料ではなく工業資源として見ていたんだね。
人間を虐殺しまくる欧米エリートが禁止するって事はなんか意味があるんだろうね。 牛や豚と競合するって言うのが一つの説だけど 海洋資源を減らす目的もあるのかも 鯨が増えて魚が...
鯨が増えて魚が減るなんてのは水産庁が適当にいってるだけのデタラメ。