医者というと、大学に6年行けば医者になれると言うのが一般的だろう。研修2年があるから都合8年でしょ?という人もいるだろう。
おおよそ、次のようになっている。以下18歳の現役で医学部に入り、全部ストレートで行った前提とする。
①医学部6年 18~22歳
②研修医2年 22~24歳
③後期研修3年 24~27歳 ←「認定医」とかを取る。外科なら外科領域をグルグル回ったりする。
④専門医になるための教育期間3年 27~30歳 ←「専門医」とかを取る。試験とか受けたり試験資格のために実績を積んだりとまだまだ受験生みたいなもの。外の病院に行ったりする。
⑤大学院4年くらい 30~34歳 ←「博士号」を取るために大学院生に!これが無いと、大学で役職がつかない!
という風に、ストレートに行っても34歳くらいまでは受験生みたいなことをやる。試験試験、研究。である。
ここまでやってようやく普通の医者としてのスタートラインとなる。当然、多浪や浪人、国浪、試験落ち、体調悪化、研究結果が出ない、等々と人生のレールからズルズルと滑ることもある。そうすると40代でようやく新卒、みたいなこともざら。
もちろん、途中で別の方面に行くのもありで、研究医になったり、完全に基礎研究行ったり、開業したり、それは自由。そうなると、医者の中ではある意味高卒とか中卒とかという扱いになる。
この流れは医学部の学生でも知らない人も多いが、普通に知られるべきだと思う。
もちろん、⑤のあとにも「レール」は残されている。がしかし、そこから先はいろいろ曖昧でドンドン変わっていくのでハッキリとコレだとは言えない。海外留学して向こうの実力社会で職を取って、日本で教授とか。地道に基礎研究して教授とか。
①医学部6年 18~22歳 の時点で既におかしいぞ
もちろん、途中で別の方面に行くのもありで、研究医になったり、完全に基礎研究行ったり、開業したり、それは自由。そうなると、医者の中ではある意味高卒とか中卒とかという扱い...