2013-11-07

吐き気を催す邪悪とは業務用ホイップなのだと想ふ

大学卒業後疎遠になっていたどうでもいい友達派遣)に

連れられて◯メダとかい喫茶店に入ってしまった。

私は空気を吸った瞬間の自分直感を信じれば良かったのだ。

分煙が録にされてない空間おもてなしをする心など備わる

はずがないのだと。

ホットケーキが出てきた。ホイップが乗っかっていた。

お話会社の苦労話とか誰それが結婚しそうだとかそれなりに

盛り上がっていた。

業務用ホイップに吸い付く前に、出てきたホットコーヒー

口に寄せた。

◯メダのコーヒー親友の友ちゃんの指摘通りまずかった。

我慢した。

続いて、ナイフホットケーキを切り分けつつ一切れを自分

口に寄せた。

うぉゑ

吐き気を催す邪悪嫌悪感が下顎から両手の指先に走る。

防衛反応から味覚が一瞬麻痺する。唇の感覚のみが先鋭化する。

もちろんミルク香りなぞ植物油脂の固まりには全く感じられぬ。

舌触りは、最悪。

麻痺していた味覚が否応なしに再開し始める。

くそまずい。業務用ホイップの美味しくなさなど◯ストやミ◯ドで

何百回と経験しているか想定内の範囲内で収まると思ってた私は

愚かだ。

これは罰なのだパティシエさんたちがせっかく毎朝生クリームを立てているのに

植物油脂の固まりクリームだと言い張って食している貧乏さもしい日本社会全体の

罰が私の身に降りてきたのだ。

客の入りは半々。吐くわけには行かぬ。咄嗟にそう判断。

私は私の味覚が全力で拒否したブツを周囲への配慮から飲み込まざるをえなかった。

すぐさま座席を立つ。理由は何でもいい。

「ごめん、ちょっと用事」

そんなような言葉で席を立ち洗面所へ向かった。


終末を告げる天使がラッパを鳴らし、正直で善良な料理人は神のご意思天国へ導かれ、

業務用ホイップにかかわる業者も小売店も、欺かれていることに薄々気が付きながら

やり過ごすという曖昧な選択をしている全ての日本人煉獄へと堕ちるのだ。


結論:自分直感を信じろ、そして真っ当なお店を用意しておく知恵と断る勇気を持て

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