2013-08-16

甲子園球児のその後を考える。

高校野球の件でいろいろ盛り上がってるようですが。

確かに、熱中症対策は必要。そして、特定の選手に過度の負担をさせないことも重要

だけど、いわゆる「酷使」を批判する立場の人が、その理由として挙げるのは、

「肩や肘は消耗品から酷使したら、プロに行った時に使い物にならなくなる。」って。

有望な選手からって、勝手プロでも見たいとか言うなよ。

甲子園球児の中で、プロになれるのは一握り。

その中で、数千万、時には数億の年俸をもらったり、40歳ぐらいまで現役を続けられるのはさらにその一握り。

一般的会社の定年である、60歳前後まで現役を続けた選手は今まで1人もいないし、

引退したとしても、コーチ球団職員など、この畑の仕事で60歳ぐらいまで途切れなく働ける人も、

データがないから分からないけど、ほとんどいないのではないかと思う。

20代の早いうちに見切りをつけたのならともかく、30過ぎて、ろくな社会人経験も積まずに野球から放りだされて、

今まで野球しかやってこなかったから、他の業界のどこにも採用されず、

食べていくために、慣れない自営業飲食業など)に手を出さざるを得ない人の方がよっぽど多い。

そのことを考えたら、どれだけ有望な選手でも、プロ野球選手になるという選択が、

その人にとって正しい人生の選択になるとは必ずしも言えない。

それぐらいだったら、高校大学野球とはすっぱりと区切りをつけて、

一般社会で過ごしていく方がよほどいいように思える。

高校時代野球部所属して、甲子園にも出場しました。」

と言えば、就職する会社のお偉方の注目を集める可能性は高い。

そういう考えがあって、いずれどこかのタイミング野球に区切りをつけるとすれば、

今この時に全力を傾けて野球に打ち込むということは、悪いことではない。

しろ、「将来のことを考えて、今は手を抜きます」という方が気持ち悪い。

高校生にも人気のある、有名な人の言葉を借りれば、

「いつやるの?今でしょ!

ということになると思う。

ということで、高校球児の皆さんは、周りの雑音に惑わされず、今できることに全力を尽くしていただければと思います

ただし、やりすぎて怪我をして、その後の生活に支障をきたしたりしたら元も子もないので、そのあたりはほどほどに。

  • 取り敢えず、お前みたいな「意識の高い(笑)」目的のために高校野球やってるわけじゃないからな? ふざけたこと言うなよ? ある意味、お前みたいのがアニメとかに精力注いでるのと同...

  • それを言っちゃあ、そもそも「将来何の役にも立たないんだから野球なんかやるな。勉強しろ勉強」ってことになんね?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん