「そもそもコミュニケーション能力ってなによ」
http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/01/07/134423
を読んで、ふと思い出した。以前、大切にしている友人に向けて書いたメールの一部をそのまま転載します。
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コミュニケーション能力とは、言葉も文化も違う異国の人間とも正確に意思の疎通を図り、何かを一緒に実行出来て、それに共感できる能力を言うんだ。
言葉が通じなければ、自分の五感全てと経験・知識を総動員して相手の事を理解しようとしなければいけないし、脳みそフル回転で全身を使って表現しないといけないんです(自分がどう見られているか意識して)。
その結果、心から分かり合えた時の感動は、言葉で表せない。文字通り、気心の知れた仲ってやつになる。
まず、言葉だけのコミュニケーションってのは、あくまでも言語(と論理的思考)能力でしかない。これを言語的コミュニケーションと言い、本来のコミュニケーションの10%ほどの割合しか占めない。これ有名な話。だからメールに絵文字スマイリー;-)が付く訳。
その残りの90%の非言語コミュニケーションは文化・慣習的違いが大きいから、言葉はあくまでもそれを補完するツール。(+進化の過程で色々備わったあれこれ)
その90%の内、文化・慣習に依存する部分を除いた全世界の人間に共通する表現が、人の本音・人柄・意図・考え・感情を表すサインという事。それのキャッチボールが出来れば心が通じ合ったことになる。コミュニケーションとは双方向のものだから。
ここら辺はもう、小手先のテクニックではどうにもならない。就活中の学生が、コミュ力を~なんて言っているのは勘違い過ぎて痛々しい。俺だって頭で理解できたのは最近。
対して、キャバクラは本当のコミュニケーションの対極にあって、まずお金が介在するビジネスという大前提がある。
男が初対面の小娘を口説いたりしてみる一方的なオママゴト。キャバ嬢は金銭の対価として猫被って従順に色んな形態の媚を売る。男もお金を払っているからと解って線を引いた上だからこそ愉しめる薄っぺらいシナリオありきの一人遊び。コミュニケーションのコの字にもならない。