えー、なんか選挙も終わりました。
若干早いですが今後の展開を予想してみたいと思います。
首班指名は安部さんになり、衆院の2/3を与党が握るという状況で、世の中的には主導権は首相にありと見ています。
そこで、実際どうなのよ?という話ですが「参院民主党」がキーだと思います。こことの協調関係をどう築けるかが首相の指導力を左右すると予想。
日本の国会というところは面白いところで、採決は「基本的に(共産党を除く)全会一致」が原則となっています。行政的な論点については基本的に与野党の全会一致がなされるまで調整が行われ、政治上の対立については与党の強行採決というか普通の多数決が行われるわけです。
そこで、問題となるのが与党の普通の多数決、「特に衆院の2/3による再可決」が許される状況を作れるかが問題となります。それが可能となるためには与党内で意見の対立があってはいけません。でも、野党の反発が強いということは与党内ですら一本化が難しいことが殆どなんだよなと。
で、問題なのは新総理にそんな芸当はできるのかがカギなんですが、どうなんですかねぇ。(そんな芸当ができる人なら参院の多数派工作(実質的な閣外協力関係の成立)に成功するというのが私の相場観。)今よりもずっと有利だった前回の政権時にすらあのザマで、過去から学んでいる気配も無いし。
にも関わらず、やっぱり選挙後すぐに、「民主党となかよくするつもりなんかねぇ」という発言をする始末なので、かなりなお花畑度ではないでしょうか。実際に与党議員の安部総裁、石破幹事長への忠誠度が低いとの報道までありますから、与党内ですら総裁の威光が行き渡っていないようです。第一、石破幹事長というのがいただけない。彼の来歴を見れば「不利な風が吹けば、傷が付く前に逃げ出すのを得意技としている」コトが明らかなのに、傷だらけになっても総裁を守らなければならない幹事長に留め置くとは。攻めるときには良いけど、これからの守りの時代に傍に置いてはいけないタイプをよりによってって感じです。
そこで結論、船出したばかりの安部丸は早晩浅瀬に乗り上げて政治的混乱にまっしぐら、それに輪をかけ急造代議士による訳の割らない政治行政改革議論開始で、混乱拡大と予想してみたりして。
民主党との協力関係無しに、これを防ぐには景気回復を優先して国民の支持をえることなんだけど、分かっているのかなぁ・・・
自分用メモに突っ込むのもアレだけど、なんでそんなに気持ち悪い文体で書くの?