原因はといえば
年々視力が衰えているというのに常に裸眼であり、メガネというものの用途、便利さを知らずに過ごしていた。そのため常に細目だった。
それが人には睨んでるような人相に見えるらしく、帰りの会では大体つるし上げられる。
なんか自分の見ている世界はみんなにも同じように見えているんだろうとか思ってたよ。バカだな。
文字が読めないどころか他人の顔を認識するのにもかなり接近しなきゃいけなかったというのに。
あとは身なりが変。寝癖ついたままの髪に親が言うがまま買った似合ってもない服。
これもきっと一因。
そして気付けばいじられキャラ。
具体的にどう笑いを取ってたかは思い出せないが、それなりに笑われてたんだろう。
それがコイツには何やっても良いんだという風潮を作り出してしまったわけなんですが。
そんなこんなで無視、暴力だとか。大津に比べればそりゃ屁でもないほど軽かったんだろうと思う。
比較するのも烏滸がましいんだけど、一番傷ついたのはこれ。
A「お前友達いると思ってる?」
俺「え。居るよ。B君とか」
B君に聞くのは怖かったから聞けてない。今でも。
子供って容赦ないね。加減を知らないね。よくこんな残酷な言葉を軽々と吐けるなと。本人目の前にしててこれかー。
陰口もそりゃ相当吐かれてただろうが、目の前で言われるとダメージすごいのよね。
で、確か授業の中で作文をみんなの前で発表するようなことがあり、
その中で誰かが告発したのかな。
それで割と大事になったんだと思う。
クラス全員残され1時間説教。その後一部謝りに来たよ。いじめをいじめと認識していなかったんでいいよと許したさ。
とりあえずしばらく収まった。
でも進級したら再発。結局中学まで合わせて6年間ほどか。
なげーな。ながい。
いじめられてるって親に言いたくないんだよね。
まして先生に言えば親にいくのは目に見えてるんだし。
大津や仙台の二の舞にしないで。腐った教師になんてならないで。
後は蛇足。
自分にも幸いそれなりに仲のよかった奴らはできたのだが、大学の時にそいつらと発足した地元バレーサークル。
なんだろな。そいつらと一緒にやってても地元にいるとどうも過去の柵がとれない。
気付くと一人になってて話し相手なんぞ居ないし。
話せるけれど無理矢理こっちが話してるような感じになって。それって友達か?
やっぱ俺にゃ友達なんていなかった。これから出来る気もしない。
Aの言った事が正しいとかそんなんじゃないが、元々が友達出来る柄なんかじゃなかったのかもなあ。
友達っつーのはなんだ。