2020-08-01

現代作家は「ジェンダー」に応答できているか? 美術家黒瀬陽平インタビュー シリーズジェンダーフリーは可能か?(7)|美術手帖 https://bijutsutecho.com/magazine/series/s21/20101

━━教員学生ギャップが生む問題では、多摩美術大学大学院彫刻科の学生有志が大学に対してハラスメントに関する要望書を提出した件もありました。

 美術を学びたい若い女性の学生に対して、男性社会で生きてきたおじさんの教員がどれだけ対応できるのか。学生は、内面にすごくデリケート意識問題を抱えている。そこにどれだけ踏み込んでケアできるかと言えば、現状はとても難しいと思います意識的ではなく無意識レベルでも、「男性から女性から」という判断思い込みはどうしても残ってしまますし、それは知識意識だけでは乗り越えることができない。男性教員ばかりだから理解してもらえなかったということは、美大出身アーティストからもよく聞きます

(…)

━━ジェンダーだけでなく、世代差や立場の差が生むギャップもありそうですね。

 そうですね。ただ美大に関しては、少なくとも女性教員が増えることで、「女性教員が少なくて女子学生相談相手がいない」という現状は変えられる。ならばまずそこをクリアして、「女性教員はいるけれど話が通じない」という、次のレベル議論ができるようにするべきだと思います

黒瀬陽平合同会社カオスラによるハラスメントについて|ayanoanzai|note https://note.com/ayanoanzai/n/nefd11252a137

5月合同会社カオスラでも固定スタッフとしての勤務を依頼され、快く了承。それまで何度か単発での勤務経験あり。固定スタッフとしての業務内容は、週1日固定の曜日に出勤し、スタジオの整頓や在庫作品管理をするというもの。(※1)

勤務を開始してすぐから黒瀬による身体接触性的要求が発生。他スタッフよりも2時間程はやい集合時間個別連絡で指定され、黒瀬と私の2名がスタジオに集まるという状況が続く。他スタッフには相談できず、大幅に遅刻する、それとなく誤魔化す、「既婚者であるならリスクを考えた方が良いのでは」と提案する等で対応するが、断りきれなくなり7月下旬頃にはじめて性的接触に応じる。その後は黒瀬より要求があった時のみ対応

黒瀬が行っていたのは立場の不均衡を利用した性的関係要求であり、明確なセクシャルハラスメント

受け入れるべきではなかったが、新芸術校およびカオスラの業務に支障を与えたくなく、抵抗し続けるのが難しかった。また、性的要求を受け入れる前から能力ではなく黒瀬に気に入られているか仕事を与えられているのでは」「黒瀬と性関係があるのか?」と第三者に疑いを掛けられることが多くあり、女性である私は実情と関係くそういった見られ方をするのだと自信を失っていた。カオスラは役員スタッフ全員が男性で、相談できる相手がいなかった自分排除される可能性を考え何も言わないまま勤務を継続仕事自体は楽しくやりがいもあり、業務上の信頼関係を徐々に構築。



問題認識しているからこそ、逆にそれを利用して自分の思うように管理するテクにも使えるんスねえ~ハックってこういうことだね

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