2018-11-17

自炊入門としての麻婆豆腐の秀逸さ

自炊の初歩として「麻婆豆腐」はとてもおすすめできると考えている。クックドゥーの素を買ってくれば済む話と思われるかもしれないが、それでは麻婆豆腐を通じて得ることのできる経験スルーすることになってもったいないし、何しろ高く付く。麻婆豆腐自炊スキルと高めることができると同時に、節約料理としても最適である。そして、美味い。三拍子揃っている。

自炊第一歩としては「カレー」の右に出る者はいいかもしれない。是非ともカレーマスターしたら次は麻婆豆腐チャレンジしてほしい。

本稿では自炊としての麻婆豆腐の素晴らしさについて紹介していく。

1. 安い

麻婆豆腐は安い。私がいつも作る材料を明記しよう。

・ひき肉 250円

玉ねぎ1個 50円

長ネギ1本 100円(相場変動が激しいが1本50円100円で買える)

豆腐2丁 100円(買う店によるが2丁で50円100円)

・各種調味料1回あたり 50円(推測)

片栗粉 数円

計450円〜550円。これでだいたい5食分できるので1食約100円。私は白飯よりもおかずを多く食べるので5食分としたが、人によっては10食分になるかもしれない。だとすれば1食50円だ。さらに、節約したいならひき肉を減らして玉ねぎ豆腐を増やせばいい。上記は肉の分量が多めの配分になっている。

一度にどのくらい作るかは各人の自由だが、1食あたり50円100円であるとご理解頂けるだろうか。白飯1杯もだいたい50円と言われているので、節約麻婆豆腐で飯を食えば1食100円に収めることができるということ。かなり魅力的な節約レシピではないだろうか。作り過ぎたら冷凍すればいい。

2. 早い

麻婆豆腐というと何だか面倒臭そうな料理に思えるかもしれないけれど、どの料理よりも簡単であることが作ってみるとわかる。基本的に「炒める→お湯に浸す→片栗粉でとろみを出す」の3工程だけである。慣れてくると10〜15分くらいで出来上がる。

自炊というのは面倒くさい。特に、今すぐに食べることができないのが面倒である。だけど、麻婆豆腐は「あ、腹が減った」と思い立って作ることができる。極度にめんどくさがりでカップラーメン大好きの私でもできる。

3. 味の何たるかを知ることができる

麻婆豆腐は沼である。誰もが世界で一番美味しい自分だけのカレーを作ることができるように、あまり知られていないが、麻婆豆腐にもそれが当てはまる。

自作麻婆豆腐を作るためには「豆板醤」なるもの必要っぽいことをまず思い付くだろう。で、それを買ってきて作る。うーん、とりあえず麻婆豆腐っぽいものはできて食べれなくもない、けど何かが足りないんだよなー。

調べてみると「甜麺醤」という甘みを加えるための調味料もあるらしい。「豆鼓醤」というのもあるらしいが、まーこれはよくわかんないからいいや。と、甜麺醤を加えて作る。うん、前回よりは美味い。だけど何か味に深みがないっていうか、店とかで食べる麻婆豆腐とは程遠いな。何が原因なんだろ。

満を持して「豆鼓醤」を買ってきて作る。食べる。……美味い!豆鼓醤すげえな!豆鼓醤それ自体を舐めてみてもはっきり言って何だかよくわからない。だけど、麻婆豆腐に入ると味に奥行きが出る。驚愕する。

最近ではゴマ油を大量に使って作るとさらに美味しくなることを発見した。何か物足りない時には「中華スープの素」か「醤油」か「豆鼓醤」を入れておけば問題ないこともわかってきた。

このように、美味しい麻婆豆腐を作るプロセスにおいて、好みの味に仕立て上げるための方法自然と会得できる。材料費が安いので何度でもチャレンジやすいし、調理時間も迅速なので結果がすぐにわかることも長所だ。

4. 料理手際が良くなる

中華料理は強火が基本だ。麻婆豆腐例外ではなく、弱火でちんたら調理するよりも強火で豪快に作ったほうが美味しいし、調理時間も短縮できる。最初から最後まで基本的には強火だ(水溶き片栗粉を入れる時には火を止め、入れた後は中火)。

油断していると焦げる。従って、頭はフル回転で事前準備も抜かりなく行うことになる。疲れると思われるかもしれないが、やっているうちに楽しくなってくる。手が空いたら勢いに乗って調理器具を洗おうというやる気も出る。面倒くさがりな私が調理器具調理中に洗うのは麻婆豆腐を作っているときだけである

麻婆豆腐は難しい料理ではない。焦げる心配があるのも炒めているときだけ。だから料理に慣れていない人でも思い切って強火でやってみてほしい。失敗しても材料費は安い。

5. 美味い

自作麻婆豆腐は美味い。こんなに簡単に作れるんだと驚くし、人に話すと「料理ができる人」との称号も得ることができる。

そしてある日、中華料理屋に行く。すっかり麻婆豆腐の魅力に取り憑かれたあなた麻婆豆腐を注文する。この店の麻婆豆腐とやらを食べさせてもらおうじゃないか。お手並み拝見と行こう。

麻婆豆腐が運ばれてくる。いただきます。口に運ぶ。

──う、美味い、と衝撃を受ける。え? これすげーな!ピリ辛やばいぞ。どんだけ花山椒入れてるんだよ。このジャリジャリしたのなんだろう? 胡椒? うーん、わからん。つーか、油こんなに使っていいのか。えー、こんなの家でどうやったら再現できるんだよ……。

こうしてあなた自分がまだまだ未熟な麻婆豆腐職人であることを知り、より一層自宅での修行に励むこととなるのだった。ハッピーエンド

  • 毎日、ほぼ毎食、麻婆豆腐作ってたら最終的に3分ぐらいで作れるようになったわ もちろん、豆腐の下茹でなんかはしない

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