2018-04-26

『母』という言葉から目指す真の男女平等とは

 雌雄を決するのは雌が劣ってるって意味からNGだし、奥さんも家内も亭主も主人もNGらしい。なるほど。

 昨今世間では男女差別に厳しい。そんな中で、『母』という言葉不用意に濫用されている。例えば『母性』は子供を包み込むような資質で、『父性』は忍耐や規範責任を教えるような資質を指すらしいんだけど今どき『女らしい』『男らしい』って表現男女差別だと叫ばれるのだから母性父性も明らかに男女差別に当たるのでは!

 と本気で思ったわけでは一切ないのだけれど、日本語ってけっこう『母』って熟語が多いからどんどん『親』に変えてみようと思ったわけですね。

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母性本能 → 親性本能 父性母性が一緒になったようで分かりにくいね母性は親性にするとして、父性をどうするかという課題が残る。社会性でいいんじゃないですかね(適当)。

・母校、母港 → 親校、親港

 母港が母なのは女性名詞のあるヨーロッパ言語で船が女性名詞だからだという。航空母艦とか。男は女たる船に乗っちゃうぜってことだし、女は港で待ってろってことでしょ。ほらほら職業差別じゃん。航空母艦(空母)も空親にしなければなりませんね。

母集団 → 親集団

 これは異論なく親集団に変えてもいいのでは?なんで母なんだろう。父集団はないのにね。これも女性名詞のせいなのだろうか。ちょっと調べてみたら英語だとPopulationまたはParent Setって言うらしいからまさに親集団だった。やったぜ。

・母数 → 親数

 ほぼ母集団と同じ。母集団の総数が母数らしいので、親集団になったらその総数は親数ということになるでしょう。

・分母 → 分親

 数学からの参戦多いな。まぁ、多分これも母数に対する子の数って感じで分母分子って言ってるんでしょう。真面目に考えると母に対する子の数ってだいたい一対多になるわけだから不適切だよね。分親にしても二対多だけどね。いやもっと母親複数いるような複雑な家庭なのかもしれない。一夫一妻制が始まったのなんて歴史を振り返れば最近の話だしね。とりあえず分親って文字にすると『親分の分親』とか言って回文作って遊ぶ世界線が見える見える。

母音(母韻) → 親音(親韻)

 数学に負けていられないと国語からの参戦。分母分子関係と同様に母音子音の関係なのだから親音でいいじゃんと思ったんだけど頑張って調べたら明治初期は『母音⇔子音』ではなく『母音⇔父音』と言われることもあったらしいので『親音』にしてしまうのは少し憚られたけどほら今明治じゃないから。平成も終わろうとしてるから

母体 → 親体

 母親の体、という意味で使う母体はそのまま母体でいいと思うんですけど、『あの市民団体母体はもともと極右企業だった』みたいな使い方の時は親でいいのでは?まぁ分かるよ。子どもが産まれてくるのって母からだもんね。いやでもほら父だって精子提供してるからこれも親体でいいと思うんですけど(提案)。

母屋 → 親屋

 母屋というのは、離れとかある屋敷のメイン部分を指すので、これは女性差別というよりは男性差別と言えなくもないかもしれない。いや、主に家にいるのが女性から母屋になった、と考えるとこれは家内や奥様と同じ理由女性差別からやはりここは親屋にするべきそうすべき。

母国 → 親国

 母国語とかもそうだけどなんで自国は母なんだろう。これも生まれ育った生家を母屋っていうのと同じように、生まれ育った国を母国って言うのであれば、女は自国から出られないって意味女性差別からやはりここも親国ということになるでしょうそうでしょう。

・母指球 → 親指球

 手足の親指がくっついてる付け根のところのことです。自転車乗る時にペダル踏み込む位置は母指球がいいらしいよ。普通に考えて親指は『親』指って言うのにその付け根が母指球って言うのおかしいからぜひとも親指球に変えるべき。いよいよ難癖みたいになってきましたNe

雲母 → 雲親

 雲母って言うのは鉱石のことで『うんも』って読むんだけど、中国では『雲の湧き出るところにある鉱石』と言われてるから雲を産む母という感じで雲母になったらしい。じゃぁ『母体』のときと同じ理由で雲親でオッケーということで。ちなみに日本だと『割るとキラキラ光る』って理由で『きらら』と呼ばれていたので『雲母』は『きらら』って読むしGoogle日本語入力だとちゃんと変換もできる。ほら雲母言葉って適当なんだなって思えてきてこの雲親ってのもありな感じしてくるよね。よね。

例外

乳母乳母

 乳母は調べてみたら、母の代わりに乳をあげる人が原義らしいので父の乳は出ないので乳母乳母で良いということになります

・母刀自 → 母刀自

 『おもとじ』って読んで母を敬って言うことばだからそのままなんだけど誰も知らないよね。 

・水母 → 水母

 一生懸命調べたけど、なんでクラゲを水母って書くか分からなかったのでそっとしておきましょう。水上機母艦の略で水母って言う場合は水親にしましょう。

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 というわけで母という言葉いか差別用語として使われているかをご理解いただいたかどうかはさておいて、なんだかよくわからないけど母って言葉は多くの言葉に使われているんだなぁと思って感心しました。熟語じゃないけど母なる海とか母なる大地とかもですね。

 他にもあったらぜひとも親に変えていただければと思います

  • 雲親が親雲上(ぺーちん)っぽい 酵母→酵親 母衣(袰)→親衣(親)          衣 貝母→貝親 逆に父兄もNGだから親きょうだいか

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