2017-02-17

感謝と不満を同居させる人間果たして異端なのか。

父よ

いま一人親で私を養ってくれていることは感謝している

家事の面やお金の面、雨風の強い日でも凍えず眠れるのは貴方のおかげである

しか

ひとつ例外特殊例を持ち出して私に当てはまることを強要しないではいただけないだろうか

母よ

私を産んでくれたことや父に相談できないこともフランクに聞いてくれることには感謝している

しか

父との離婚についてはもう少し迅速に行ってくれても良かったのではないのか

自分で言うのは甚だおかしな話であるが 私の中学高校生活を犠牲にするほどの価値が6年間の離婚訴訟にあったのだろうか

大人たちよ

多く問題を起こした私を見放さずに現在まで見守ってくれたことには感謝している

しか

私の話をきちんと聞いていただくことを、約20年間で一回くらいはしてくれても良かったのではないか

私の話をいったん聞いた上でどこがおかしいか、ということを教えてほしい、話し合いたい10代だった

頭ごなし、「聞く気も義務もないから聞かない」ではなく、子供としてではなく、「人生の後輩」として扱ってほしかった

友人たちよ

私にフレンドリーに接してくれることには感謝している

しか

私のいないところで私のことを叩くのはやめていただけないだろうか

目の前で言われることに耐性があるわけではないが、口裏を合わせ物を隠したり捨てられるよりは改善する気持ちになるもの

悪意がないとしても嫌である、という旨を説明しても、盗撮して、SNSアップロードするのを繰り返すことをやめていただけないだろうか

私は貴方たちに小ばかにされるために趣味を楽しんでいたわけではない

皆よ

私を生かしてくれることは冥利に尽きる

しか

枕詞のように悪口をいうのをやめていただけないだろうか

私の主張を一切受け入れる必要はないから、理由をもって否定していただけないだろうか

顔も、体型も、頭脳も、性格も、能力も、器量も、扱いやすさも、何もかもが人様に劣る私である

落ち込むことを

足踏みすることを

主張することを

許してほしい



…私は感謝と不満を同居させて生きる人間である

私には、一点の長所と一点の短所相殺させるという発想にこれまでの人生で至ることはなかった

新人運転手運転で酔う人」に

「載せてもらってる身分」だから

飛び降りれば万事解決」の思想にはどうしても至らないのである

「このバスは安くて早いから車酔いは我慢しなければならない」

ではなく

「車酔いになる人を極力減らす運転をできれば完璧ではないのか?」

完璧でなくとも、理由をつけて短所をなくそうとする努力を惜しむことはダメなことではないのか?」

と 考えてしま

これは果たして異端なのか?

この問いについて私の意見を抑圧せず

真っ向から答えてくれる人はいなかった

なぜだ

やはり

誰も私と話をしたくないという

裏側で言われていた通りのことなのか

一生受け入れられない異端児なら、そのように自覚して生きるしかあるまい

決意しなければ

ああ

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