2017-02-03

結婚=ゴールの漫画

別に漫画でなくとも創作ならなんでも良いんだけれど、多い。漫画特に多い気がする。

結婚」を物語アイテムとする場合ハーレムストーリーなら『結婚最終回』は良いのだ。

なぜなら『あっちもこっちもとつまみ食いをして幸せだったけど、一人の相手と添い遂げる覚悟をした』ということで結末を迎えるのだから

でもそれ以外の系統作品結婚ゴールをされるとポカーンとしてしまう。

これは少女漫画に多い話、というわけではない。少女漫画1話結婚してる場合もあるし有名どころで言えば『いたずらなkiss』なんかは物語中盤で結婚し、そのまま続いていく。

「むかしむかしあるところに可愛らしい子が居ました。やがて成長し、立派になって結婚しました」

っていう終わり方をする話は、ある種の古典と言えるかもしれない。ディズニープリンセスなんかもそうだ。(最近は違ったりする)

から結婚」は物語終焉を指す、という方式自然と浮かぶのかもしれない。

にしても、WHO国際基準では高齢者とは65歳以上だ。この高齢者基準も相当古いと思われ、戦後日本寿命くらいなのでそのうちもっと引き上げられる。

とりあえず平和なとこに暮らしそこそこ健康な人が80歳まで生きるとしよう。

漫画などの結婚年齢が20~30の間だとする(感覚的にはそれが多い。そしてそれもまた最近感覚だと若い)。

50年以上、その人は生きるのだ。

結婚してゴールしてしまえば物語は終了するのか。いやもっと長く先に物語は伸びているはずだ。

勿論描き方にもよる。身寄りのなく寂しい人が人間的に苦悩し成長し見つけた運命相手との結婚終焉。「家族になった」オチ人間ドラマがあれば良いと思う。

でもバトル漫画終焉結婚子供エンドとか、それがまた少年誌だったりしたら、本当にそこが人生墓場みたいに子供に思わせては居ないだろうか。

あげく後継者エンドは現実を考えてしまい胸が痛い。

多くの週刊漫画家結婚して頑張って連載続けてるっぽいので、むしろ結婚してからスタートだ!みたいな人生を過ごしていると思うのだが…そのオチを描いてて違和感はないのだろうか。

少女漫画にもこれは言える。結婚がゴールのような漫画も多くある。でもその主人公が望んでいるのは結婚した未来のはずであり、絶対ゴールでは無いと思うのだ。

この違和感理解してもらえるだろうか。

いやでも結婚したら描くことないじゃん?って思う人も居るかもしれない。

でも一度この違和感について考えてしまうと夜も眠れなくなり朝に増田更新する始末だ。リアル人生なんてこんなもんである

結婚=ゴールというのは古典と言えば聞こえはいいが、安直であり幼稚だと感じて仕方がないのであった。

  • 少年誌の場合、最終回で結婚するのは 「最終回としての主な内容は別にあって、結婚はただのオマケ」 「平和になった事の象徴」 「結婚した=大人になった=最早少年ではない=『少...

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