別に漫画でなくとも創作ならなんでも良いんだけれど、多い。漫画は特に多い気がする。
「結婚」を物語アイテムとする場合、ハーレム系ストーリーなら『結婚=最終回』は良いのだ。
なぜなら『あっちもこっちもとつまみ食いをして幸せだったけど、一人の相手と添い遂げる覚悟をした』ということで結末を迎えるのだから。
でもそれ以外の系統の作品で結婚ゴールをされるとポカーンとしてしまう。
これは少女漫画に多い話、というわけではない。少女漫画は1話で結婚してる場合もあるし有名どころで言えば『いたずらなkiss』なんかは物語中盤で結婚し、そのまま続いていく。
「むかしむかしあるところに可愛らしい子が居ました。やがて成長し、立派になって結婚しました」
っていう終わり方をする話は、ある種の古典と言えるかもしれない。ディズニープリンセスなんかもそうだ。(最近は違ったりする)
だから「結婚」は物語の終焉を指す、という方式が自然と浮かぶのかもしれない。
にしても、WHOの国際基準では高齢者とは65歳以上だ。この高齢者基準も相当古いと思われ、戦後日本の寿命くらいなのでそのうちもっと引き上げられる。
とりあえず平和なとこに暮らしそこそこ健康な人が80歳まで生きるとしよう。
漫画などの結婚年齢が20~30の間だとする(感覚的にはそれが多い。そしてそれもまた最近の感覚だと若い)。
50年以上、その人は生きるのだ。
結婚してゴールしてしまえば物語は終了するのか。いやもっと長く先に物語は伸びているはずだ。
勿論描き方にもよる。身寄りのなく寂しい人が人間的に苦悩し成長し見つけた運命の相手との結婚で終焉。「家族になった」オチ、人間ドラマがあれば良いと思う。
でもバトル漫画の終焉が結婚子供エンドとか、それがまた少年誌だったりしたら、本当にそこが人生の墓場みたいに子供に思わせては居ないだろうか。
多くの週刊漫画家は結婚して頑張って連載続けてるっぽいので、むしろ結婚してからがスタートだ!みたいな人生を過ごしていると思うのだが…そのオチを描いてて違和感はないのだろうか。
少女漫画にもこれは言える。結婚がゴールのような漫画も多くある。でもその主人公が望んでいるのは結婚した未来のはずであり、絶対ゴールでは無いと思うのだ。
いやでも結婚したら描くことないじゃん?って思う人も居るかもしれない。
少年誌の場合、最終回で結婚するのは 「最終回としての主な内容は別にあって、結婚はただのオマケ」 「平和になった事の象徴」 「結婚した=大人になった=最早少年ではない=『少...