はてなキーワード: 握手会参加券とは
3月末に参加予定だったイベントが中止になった。理由はもちろんコロナ。
チケット代は全額返金されるらしい。
開催自粛自体に異論はないし、スケジュールがなかなか抑えられない出演者たち・後ろにも予定が詰まったドーム会場での開催で、延期が出来ないのも納得してる。
問題は、このイベントのチケットを取るために、同じCDを何十枚も買わされたことだ。多い人は100枚単位で積んだと聞いた。
このイベントの先行販売の申し込みをするためには、事前に発売されたCDに封入されているシリアルナンバーが必要だった。シリアルで申し込めるのは1人1口ではないので、何枚もシリアルを入手し申し込めばその分当選確率が高くなるシステム。
シリアル不要で一般販売される席数はごくわずかなので、イベントに行くにはCDを購入することほとんど必須だった。
完全に客の責任らしい。
レコード会社が、シリアルを餌に同じCD積ませる商売をしてるのは事実。
イベントが中止になった際、シリアルに対して何の責任も取らないことが許されるなら、極論「最初から実施する気がないライブのシリアルや握手会参加券をつけ、直前中止で逃げる」が許されることになる。
大手レコード会社はそこまで詐欺まがいな事はやらないだろうけど、インディーズでやらないをは言いきれない。大手が今回許されたのだから、インディーズだって許される。
とはいえ、今は未曽有の事態であり、こうなるなんて誰も予想が出来なかったと思う。
だから今回どうするか、ではなく、未来に業界全体がどうするのかという話をしてほしい。
「消滅する可能性がある景品を付ける商法」について、各レコード会社には、ちゃんと向き合って欲しい。
もちろん、当たるかわからないCDを積んでる時点で、客にも責任がある。自分の責任を全うするため今回は何の措置が取られなくても構わない。積んだCDが返金される権利を主張する気はない。
けれど、責任を取らされるのは客だけでいいのか?こういう商売をしているレコード会社には、責任はないのか?
ビックリマンシールが入ってないなら、チョコレート菓子を何個も買わないように、レコード会社が買わせてるのは、CDではなくてシリアル。まさか客が同じCDを何十枚も好き好んで買ってるなんて思ってないだろう。