はてなキーワード: 性教育とは
ツイッターのアレも含め
議論のためにする議論にしか見えない
コンドームの使い方ぐらいを教えておけばそれでいいんじゃない?
そんなのどうやったって0にはならないよ
今までの方針でいいじゃん
なんか深刻な問題でも起きてるんだっけ?
元の三段論法批判を書いたものです。
議論にのってくれてありがとう。
そんな馬鹿なこと、あるのかな。
100%に避妊ができないように、100%無事故の運転はできません。
避妊を必ずすべきであると教育し、避妊具を配布したとして、中学生が妊娠する確率は自転車に乗って事故を起こす確率とどっこいどっこいでしょう。
問題は、避妊を正しくすべきであるという性教育を行えないことにあるとは、なぜ思わないんでしょう。
私は石原慎太郎的純潔教育には反対するものですが、それは彼らが性教育を否定する立場に立っているからです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%E3%B7%E9%B6%B5%B0%E9
ジェンダーフリー反対で有名になった「七生養護学校事件」のケースを参考にしてください。詳しく書きたいけど眠いのでごめん。
「やるな」と教育したって、やるやつはやるよ。だって性欲あるもん。
それより、なんで安易なセックスは危険なのか、なんで避妊は大事なのか、それを教えた方が効果はあります。
私の知っている限り、13歳にセックスさせるべきというフェミはいません。
13歳もセックスする可能性を考えて教育すべきというフェミならいると思いますが。
そのあたり、フェミへの偏見から違うものを見てはいませんか?
いやそういう話じゃありません。13歳は、自転車にはどういう危険があるかということを教えれば理解することができます。だからその意味で「自己責任」の範囲内で自転車に乗ることができます。一方でこれが13歳ではなく3歳であれば(外で)自転車に乗せるべきでないのは言うまでもないことで、なぜなら3歳の子供は自転車の危険性が十分に理解できないと考えられるからです。
13歳の子供と性行為の関係は、3歳児と自転車の関係と比べられるべきものです。避妊の知識すらまともに浸透できず、まして子供を育てる能力などなく、そればかりかその年齢で妊娠するだけでも体に無理な負担がかかるということに想像が及んでいないことを考慮すれば、「生物学的・社会的に成熟するまでは性行為をしてはならない」と、「大人」としては言うべきなはずです。もちろん、それは性教育をしなくていいとかセーフティネットを張らなくていいという意味ではありませんが。
それがたとえば、石原慎太郎が「中学生はセックスするなと教えるべき」と言い出すと、フェミはヒステリックに反応するわけです。確かに石原なんかに賛成したくない気持ちはわかりますが、中学生が妊娠したらどれだけ危険かということを考えたら、これは「10代は酒を飲むな」と同レベル以上の話のはずです。決して過剰なパターナリズムではないはずなのに、どうしてこういう反応になるのかわけがわからないわけです。
ひどい。
卑猥なものに目が慣れた環境にあるからといって、性的侮辱を与えてもいいということにはならない。
例え彼女がエロワードつぶやいたことがあったとしても、ネタじゃ済まされない。大きな過ちだ。
人間に宛ててあんなreplyを送るなんて最低最悪。ブロックはとても賢明な判断だったと思う。
もし仮にリアルであんな暴言を吐いたら両親の前で土下座させてられてしかるべき。
Togetter - まとめ「女子中学生へのセクハラreplyとブロックされた事による手のひら返しまとめ」
どうしてこんなセクハラするの? できるの?
「恥を知る」とか「思いやり」なんていうヤワな枠組みじゃ駆逐できない。
想像力が足らん!と怒鳴りつけてやりたいのだけど上手く言えない。掘られろ、でもない。
痴漢に遭ったことすらない私でも被害者の気持ちを想像する程度のことはできるよ。
「あなたでオナニーしてます」と言われるのがどんなに悲しいことだかわからないんだろうなあ。
二人称で性的中傷を浴びた一個人は「恐怖」を覚える。「憤り」どころではない(ここが二次元キャラと違う)。
彼女はセクハラで受けたショック(あるいはもやもや)を言語化することができただろうか。
実際には当事者である彼女は、上手く受け流すことができているのかもしれない。
そうだったら杞憂で済むけど、まあそんなスルー力を期待してしまう社会もそら恐ろしいような気がする。
私は第三者ながらこのまとめを読んで大変ショックを受けた。胸を悪くした。気持ち悪い。耐えられない。
女子中学生を人間扱いしない男性が世にはびこることに、憤っている。諦められない。
一方で、私にだって性欲はある。「パンツ脱いでほしい」という欲求そのものは否定しない。
性欲が孕む暴力性をいかに取り除いていくべきかについて、考えた。
女をモノ扱いするポルノや言説は目に余る。あれを読んでたくさんの人間が傷ついているはずだ。
女の悦びだとか肉便器だとか。性的に蹂躙される側の性であると思い知らされ、深く傷つく。
その損傷は、後々の男女観、セックス観に影響を与え、障害を植えつける。
傷つける、のを予防することはできないのだろうか?
オナニーして欲しくないなんていう性欲への嫌悪感からくるものだけではなく、
女(セックスの相手)をモノとして扱うような性の価値観に惑わされて欲しくないという意味があるのではないか。
加害者予備軍のことを言っているのではない。劣悪なポルノが青少年のトラウマになる危険性、
ショックで価値観が歪んでしまうかもしれないほど酷い表現が溢れているという視点だ。
読ませなければいい? うっかり目に入ってしまっても気にするな? 傷ついたなら乗り越えろ?
それを13歳そこらの無邪気な少女に求めるのは、酷だ。
しかしそれでいて、陵辱モノを欲することをは否定できない。
私は陵辱物のBLが好きだ。しかしそういうものを好むようになったきっかけというのが、自分では思い出せない。
陵辱嗜好は、ペドフィリアが昔からあるのと同じように、
発生を抑制することのできない、存在肯定すべき欲求であると思う。
ロリコンにおける『現実の大人の女性が怖いからロリに逃げる』のような分析の余地はあるかもしれないが、
BLに強姦ものが多く在るのは男への怨恨の屈折からだけじゃないと思うし、マイナーだけど逆レイプっていうジャンルもあるし。
そしてその嗜好に目覚めるのは18歳以上になってからとは限らない。
女をモノとしてばかり扱う価値観への憤り(「消えてなくなってしまえ!」)と、
男を(ときには女を)モノとして扱うようなポルノを求める(「なくなったら困る!」)ジレンマ。
だから私は表現規制賛成派というわけではない。現状では非実在少年の件も反対している。
話を戻して、表現物が性的弱者を害するのを防ぐにはどうしたらいいのだろう。
逆の視点、
レイプ物を読んだ少女がレイプされる性であることを自覚してしまうケースの予防法は?
やっぱりそれも、『相手の人権を踏みにじる性暴力(セクシュアルなハラスメント)は悪である』
『相手を思いやるセックスが正しい』と、説くしかないのか。
(少なくとも、そういった性教育を一度も受けたことのない青少年がほとんどなのは問題だと思う)
あとは、傷ついてしまってから事後的に治療を施すか……。
性暴力に触れた体験を誰かに打ち明けられるケースは少ないため、とても困難ではある。
なんと声を掛けたらいい、あるいは、中学生へのセクハラを目撃してショックを受けた私はなんと声を掛けて欲しいというのか。
『そんな男ばかりではないよ』『相手を思いやって愛し合うセックスに巡り会える日がきっと来るよ』か。
でも、オナニーって「性欲処理」でしょ? モノ扱いするのが基本でしょ?
ほとんどの男は愛してもいない女で抜けるんでしょ? じゃあセックスは?
据え膳は愛し合ってなくても食うんじゃないの? ……男性不信が露見してしまった。
ていうか、その優しいお言葉、男に愛されることのない非モテには関係なくない? 私のことですけど。
一生彼氏ができないなら、性的な目線を向けられる機会なんて、痴漢かセクハラかパンチラくらいしかなくない?
……
かっこいい男性にロマンチックなシチュエーションで抱かれるような夢を見ることのできる日は来るのでしょうか。
(今の状態だと例え恋をしても性行為に至るまでに大きな障壁があるなあ)
めんどくさいから今はやおいで十分だ。
18歳になるより前からずっと、私の性的欲求をすくいあげてくれているのはBLだった。
ひどいポルノ(非実在青少年・大阪BL含め)を青少年に与えるべきか否か、わからない。
けれど少なくとも、どうかその下卑た視線を私(はともかく)や私の周りの人たちに押し付けないでください。
あなたの吐いた言葉が中傷にあたらないかどうか、ネタにマジレスしてでも考えてみてください。
★ 電脳ポトラッチ: 「セックスしたい」は「好意」ではない。
http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2010/0517001413.php
小4女子ついったらー問題に対する私的見解 iNote
http://belepi.blog13.fc2.com/blog-entry-5.html
信じ難い話だけどマスコミは戦後長い時間をかけて世間を洗脳してきた
貞操観念を保守的価値観という意味不明な理由だけで敵視して崩壊させた
(難漢字も「保守的で軍国主義的だから」減らされ当用漢字以外禁止となっている
欧米の開放的な性生活だけをアピールし、保守的な部分は意図的に無視
身持ちが堅く貞操観念を持っているような男女には「ダサい」という罵倒レッテル
さすがにやりすぎてからは妊娠や性病だけは避けるような性教育になってきてるが
逆に言えば妊娠や性病にさえ当たらなければセックスはバンバンやった方が「女が磨かれる」
遊び相手に貞操観念を求めるトンマがいないから
誰とでもセックスする人間ほど賞賛される(少なくとも同じ市場の中の異性からは)
忌避せず受け入れた男も苦しんだり傷ついたりする
そういう文化や本能に関する情報を意図的に隠蔽されてきた人はそこで
本当にそういう文化や男の本能について、理解どころか知識すらないので
過去の男との思い出やセックスをわざわざ語って苦しめたり傷つけたり遠ざけたり逆上させたりする
そこまでやっておいて「なんでそんなショック受けてるの?」とか
鬼のようなことを言うと、世表現を規制したい人って、ポルノ業者を駆逐してより優れた性表現をすることができないだけではないのか。
性教育はしなければいけないが、ポルノの性表現を超えてデファクトスタンダードとなるような良質な性教育を行うめどは立たない。
さらに言えば、彼らの供給する性教育はクライアントたる子供への訴求力が足りない。ヒットした『ないしょのつぼみ』を書いたのはやぶうち優という民間の作家と小学館という民間出版社であって、文部科学省や学校ではない。(おそらく『ないしょのつぼみ』は性教育に役立っているにも関わらず、性教育に反すると言われて規制の対象に挙げられるだろう。なーんじゃそれ?)
じゃあ文部科学省や学校は何をやっているのか? つまらなく受け入れられない性教育を続けるだけか? それでは子供は性教育をつまらなく思い、受け入れないだけだろう。教育が成立していない。
彼らが供給者として失敗しているから、他の供給者を駆逐しよう、というのは全く社会の発展に資さないというか、自由主義以前の封建制や絶対王政の思想だと思う。
自由主義国家としては、ゴミのような言論が流行っていると嘆くなら、もっと優れた言論を野に放ってゴミを駆逐したらどうよ、出来ないならお前らの方がゴミなんじゃないの、ということになると思う。
「このお話には間違っているところがいくつかあります。どこが違うのか皆で考えてみましょう」みたいな。
小さい頃、痴漢にあったことがある。
それを先生に言ったら、後日の保護者集会で「(児童に痴漢の被害があったという話の流れで)お子さんにミニスカートなど変質者を誘うような格好をさせないようにしましょう」と言われた(そうです。母から言われた)
私そのときTシャツとデニムで、しかも犬(先代)連れてたんですけどねwwwバロッシュwww吠えてくれよwwwwww
明日からTシャツとデニムで犬連れて歩くのは禁止ですwww痴漢に襲われるからねwwww
悪い事する人の事なんか分からんよ。まじで。髪が黒くても茶色くても、ズボン履いててもミニスカ履いててもだよ。
「子どもを守る」っていうのは、反対する人に「ペドロリキモオタ」ってレッテルを貼れる魔法の呪文だよね
本当は自分の信条にあわなかったり気味が悪かったりするものを視界から消したいだけじゃないんですかー
まず、子どもを守るとか言いながら、まず規制が出てくるのは何で?
子どもを守りたかったらそんな事しないでもっと防犯教育とか性教育とかを徹底してください。知らない奴に体を触られたら叫んでいいって教えてください。
ちょっと前の増田でも言ってる人がいた気がするけど、事件にあったときの対処法も教えてほしい。
女子大で「今授業をうけている人の何%かは、将来DVで死にます」ってジェンダー論か何かの講義で言った人がいたらしいけど、小学生にも言っていいんじゃないかと思う。(もうちょっと言葉をやんわりとして)
あと、いつまで宮崎勤を引きずってんのかと。性犯罪者=オタクって明らかにワイドショーが作ったイメージだよね。(「若奥様の生下着」でぐぐろう)
そもそも子どもに性的な暴行をする=ロリコンとは限らないんじゃないの。まんこさえあればいいって思ってる奴だっているんじゃないの?
私は被害にあった後、一人で学校行くのが怖かった。通りを普通に歩いている男の人だって怖かった。
こんな思いをした、またはしている子どもに、「マンガを規制したよ!これでもう大丈夫!」って言えるんですか?
あとジュニアアイドルとか言ってAVギリギリなことさせてるDVD出してる所こそ、取り締まるべきなんじゃないんですか?
水着のねーちゃんは大好きだけど、中学生に電マしてるの見ても吐き気がするだけだよ
もしかしてそういうDVDの存在すら知らないとか?
こんな事をメールで書いて送ろうと思ったけど、色々アウトかなーと思って検討中。
痴漢にあったのは本当。
自分はどうして痴漢の被害にあったのにLO(雨がっぱ先生と裏次郎先生大好き)を平気で読めるのかなーとこの法案がらみで考えてみたんだけど、
「私たちが訴えを起こせない、性教育ができないのはポルノのせいだ」と言う風にしか聞こえない訳だが。訴えを起こせないのは訴えを起こせない人の、性教育ができないのは性教育ができない人の選択であり、そういう選択による不利益の責任を他人に押し付けないということだと思うけど。
私はかつて別のことで異議申し立てせざるを得なかったけど、その時痛感したのは「異議申し立てしても誰も聞かないかも知れないが、異議申し立てしなければもっと誰も聞かない」ということだったけど。あと「空気は責任を取れないから、空気のせいにしてもしょうがない」とも。
「明らかに性教育に有害」なものの定義って何よ。行政委員会が決める訳? 少なくとも私ははっきりとは明示できないけど、できる人がいるという前提なの?
俺はセックスの仕方は最も基本的にはポルノ雑誌のコラムで学んで、それから実地試験で修正していった訳だけど。
逆に聞くが、社会的には性的によく訓練された個人はどうやって育成されているんだ? 性教育というのはナシだぜ。今でも性教育は圧倒的に不足と言われて久しいから。
ポジショントークなんだから仕方ないっしょ。
でも、そういう主張をしたら、グレーゾーンはともかくとして、「明らかに性教育に有害」なものはやっぱり規制すべきだって結論を後押ししちゃうってことは自覚があるのかが気になるところ。
そこが考えが違うところだなあ。
まず社会一般や公益というのと他者危害というのは違う。憲法に書いてある「公共の福祉」という紛らわしい言葉で表現しているのは他者危害だけだ。
次に、社会はコミュニケーションによって成り立つ構築物だ。コミュニケーションを破壊すれば社会はそれだけ破壊される。
名誉棄損は他者を破壊したらコミュニケーションが破壊されて、それを野放しにしていてはコミュニケーションそのものが損なわれるから、コミュニケーションは他者に劣後すべきだという理由が成り立つ。
同様に公益もコミュニケーションを破壊したら破壊されるものだから、公益はコミュニケーションに劣後すべきだと考えるけど。
ついでに、表現の自由ではなく性愛の方だけど、性愛が公益に反するという考え方自体が私はナンセンスだと思うけどな。
さらに、教育に悪影響を及ぼすからいかんとなると、性的に無知な子供がよい子供ということになり、これは性的に無知な大人を量産して、その人にとって能力の欠如になると思うけど。
ポルノは性愛に関してだけは正直で合理的だから、性愛にとって不正直で非合理的な性教育を行っても性愛を知るには全く無駄だ。本当に性教育を行いたいのなら、ポルノを取り入れなければならない。
性の乱れ。その言葉が使われ始めた頃はまだ眉をひそめる程度で済んでいたが、若年層の性病感染者が20%を超えるまでに蔓延し、深刻な社会問題となった頃にはもう手の打ちようがなくなっていた。性教育の時間を学校教育に組み込み、性病の危険性、コンドームの重要性などをいくら説いても効果はあがらず、女性団体などの批判を押し切って前世紀の遺物であるかのような、純潔や貞操の価値を、性教育の時間だけではなく道徳、国語の時間を使ってまで重点的に教えてみても感染者は増え続け、それどころか、学校が推し進める価値観はつまらなく、カッコわるく、ださいものであるとされたため、むしろ性に奔放であることがカッコいいという考えにハクをつけるような結果となり、逆効果であるとさえ言われた。
打つ手はなくなり、もう規制するしかないとまでなった時、ひとつの法案が施行された。今までの対策と比べると地味で、目立たず、何のためにそんなことをするのかわからない、そんな法案だった。それが国家試験「処女認定試験」の制定等を含む、通称「処女認定法」だった。当初はほとんどの女性が受験せず、それどころか多くの女性からの激しい非難に晒されていた。しかし状況はまず見合いの現場から変わり始めた。処女認定資格保有者の見合い成功率が目に見えて高くなっていた。ほとんど同じ条件の中でも保有者の成功率が非保有者の倍近くになり、今までは最高ランクと見なされていたグループの非保有者よりも、数ランク下の保有者から先に成功していった。結婚にもっとも有利とされる条件が変わっていた。すると、今まで冷ややかな目で見ていた処女の女性たちも受験し始め、合格するとまたたく間に見合いに成功していった。
それが世間に認知されていくと統計にも変化が現れ始めた。総務省の調査では3年後には早くも減少の傾向が見られ、15年後には性経験の有る未婚者の割合が半減した。処女認定資格で純潔が可視化されることにより、結婚する女性のほとんどが保有者で占められ、非保有者は結婚自体が難しくなり、できたとしても数ランク下の相手がほとんどであった。ある見合い会社の調査によると保有者と非保有者の伴侶の平均年収の差は300万円を超えていた。
そのせいもあってか、15年以上前には一番多かった学生時代の性体験者数が激減した。それまでは処女の価値などないに等しかったが、処女認定試験ができて以来、結婚相手の生涯賃金にして1億近い価値が生まれたことによる、気軽な初体験を躊躇する女性の増加が主な要因とされた。
「あれから15年か」ひとりの処女厨が今年度の統計調査を眺めて呟いた。処女認定法案を中心となって作った男だった。男は統計を眺めるのが好きだった。自分が作った法案の与えた影響を実感するのが好きだった。そしてなによりも処女が好きだった。だから恍惚の表情で統計を眺めていた。あれから15年。必死になって働いてきた。非処女の半減。やっとひと仕事終えた心地だった。数だけではない。現実においても如実に成果は現れていた。ビッチをイイ女の条件として煽る女性誌などいまやひとつもない。どの女性誌を取ってみても純潔をオシャレでいい女の必須条件として喧伝している。
芸能界もひとり、またひとりと処女認定資格の保有を宣言することで、おおっぴらに保有を宣言しないものはファンが離れ、今では若い子みな保有者ばかりとなった。認定試験の厳格さは何よりも力をいれた結果、オリンピックのドーピング検査と並び称されるほどになったので、整形による偽装はもちろん、賄賂や替え玉、資格の売買等による、非処女の保有はまずありえず、詐称に関しても罰則を設けたのでその心配もない。処女厨の望んだ世界だった。だが相変わらず童貞だった。
私も、毒親で悩んでいた口。
私の母は、男女関係にものすごく潔癖な人だった。
小学校で性教育があった日には、「結婚するまで処女でいないといけない」と叩き込まれ、
「男は追いかけると逃げる、だから決して自分から告白などしてはいけない」と
毎日毎日言われた。
少しでも身だしなみに気を使おうとすると、「お前は男好きの淫乱か」と言われた。
いつしか自分は、異性に話しかけられるだけでびくびくしてしまう
臆病な人間に育っていた。
服は、ひどい時は200円のTシャツに自分で作ったスカートという、だらしないものになっていた。
その他もとにかく過干渉な親で、バイトは禁止。
風邪で寝込んで学校を休めば、「家にいる」と喜ぶような親だった。
大学に入る時は幾分か身だしなみに気を使うようになり、彼氏もできた。
だが、男に対して自分の意見など言えず、自分からホテルに誘うこともできず、破局した。
相手には「お前はおかしい」と言われた。
私は、「男に見捨てられた」ということがものすごく恐ろしくて絶望してしまい、
極端に振切れた。
バイトを始め、派手な服を着て遊び狂った。
誘われた相手と、簡単に寝た。
心はぼろぼろになった。
だが、その寝た相手がたまたま、物凄くいい人で、それから真面目に付き合うことになった。
しだいに、異性が怖くなくなっていた。
時々、自分への絶望が襲って来て、誘ってきた相手とホテルに行って、浮気してしまうことがあった。
だがそれも、年月とともにしたいと思わなくなった。
今度、結婚する。
あなたも、克服できるよ。私だってできたんだから。
ただ、あまり溜めすぎると、私のように極端な弾け方をしてしまうと思う。
だから、あまり溜め込まないように、
まずは、本当に欲しいもので、高いものをひとつ買ってみるというのはどうだろう。
バッグとか、靴とか、何でもいい。
ただ、それが引き金になって、極端に転ばないように注意してほしい。
あなたはお金の使い方を知らないのだから、使うことを覚えたら極端に使ってしまうかもしれない。
だから、「今月は○万使う」など目標を立てて、
その額をきっちり使い切るようにしてみるのはどうだろうか。
大丈夫。あなたは乗り越えられるよ。
その環境で友達を作れただけでも、とてもあなたは強い人だ。
幼い頃の虐待によって心に闇を抱える者に接する。
さまざまな人格障害、子供では稀な統合失調症、解離性同一性障害、何時間も手を洗い続けている強迫性障害なる者もみたことがある。
その多くが15歳未満の子供だった。
その中で性教育は重要な課題であった。性的虐待を経験している子供達の多くは、
・二度とまともな性交渉ができない
・あるいは見捨てられたくないという過度の不安から、やりたくもないセックスを、
などがある。要するにまともじゃないわけだ。
普通に育ててもらっていれば、普通と変らぬ大人になったであろう被害者達。
10代の少女が妊娠したとき、関係者はそろって「人工中絶」をすすめた。
その少女は性的虐待により精神を病み10歳の頃から施設で暮らしていた。
13歳の夏、吐き気と貧血を訴え診察を受けた結果、妊娠5週であると診断された。
彼女は泣いた。父親が分からないことを泣いていたのではない。手術が怖いからでもない。
こんなに無知で幼稚で避妊もできない子供が、なんと命の大切さは理解していたらしい。
彼女が泣きながら腹部をさすっている姿を見た。
「手術」を頑なに拒否し、周りの説得も耳に入れず「産む!」の一点張りだったが、現実は彼女の希望通りになるはずはなく、
手術の日を迎えた。
もともと重度の鬱病も発症していた彼女が、より一層失望感に溢れているのは誰が見ても明らかだった。
「もう二度と、私のような子を増やしちゃいけないよね・・・。ごめん・・・・」
なにも言えない私。
「でも、この子はきっと良い子だから、いつか他のお母さんから生まれてくることになるよね?その時この子は、幸せになれるよね?」
もちろん、そう答えるのが精一杯な私。
いつだって犠牲になるのは弱いもの。だからこのように身をもって知る前に、自分で自分を守る術を学ばせないとならないはずだった。
そしてさらに、ビッチを軽蔑するのは咎められることではないと思っていた。
妊娠した15歳の女が語ったこと。
うわぁ馬鹿だろこいつ・・・・。
私「相手は分かっているの?これからどうしたいの?」
少女「年上の人。相手のことが大好きだった。まだ怖かったんだけど・・・好きだから断れなかった。」
「好きだから」だって(笑)
相手が遊びだったらどうするつもりなんだよ。利用されないようにもっと賢くなれよ。自分を守るのは自分だろうが。
はぁ?大丈夫?子供がかわいそうだよ。かと言って堕胎を推進しているわけでもないけど。
だいたい避妊を知らないうちから性行為なんてするなよ。
てか性行為するなら避妊しろよ。どんだけあほだよ。
少女「産んで・・・育てます」
ドラマとか小説の見すぎ。子育てとか大変だから。キレイな部分だけじゃないから。
それ分かってる?ちゃんと育てられるの?あんたには無理だろ。
なんだかんだ心の中で少女のことを馬鹿にしていた。馬鹿にしきっていた。
私「22週未満なら、人工中絶という選択もありますが。」
少女「あ、はい・・・知ってる・・・。でも責任とります。あと、産みたいって思う気持ちもあるし」
虐待によりかわいそうな事件を発生させないためにこっちは言ってるんだ。
あんたを楽にしてあげたいからなんて理由なんか一切ないからね。
あぁ、
あれから8年が経過したか。
23歳の女性が輝かしい笑顔で8歳の子供を連れている。8年ぶりの再会だ。
こんなケースもあったのだ。勿論稀ではある。が、確かに彼女は責任を果たしている。
その最中なのだ。
8歳の子には兄妹がいて、傍らには父親がいて、彼女は立派な母親だったからだ。
人を見下し、決め付け、罵倒していた自分に性教育などできるているはずもなかった。
性の乱れが目立つ現代で、まず変えてゆくべきなのは、
教える側なのかもしれないとこれほど思った瞬間はなかった。