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2021-04-14

映画パブリック 図書館奇跡」は弱い人々を描いた良い作品

あらすじ

オハイオ州シンシナティ公共図書館で、実直な図書館員スチュアートエミリオ・エステベス)が常連利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。

約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的イメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアセンセーショナル報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

https://longride.jp/public/


感想


社会的問題惨状を語る作品とは異なり、比較的明るくてややユーモアがある。ネタバレではあるが悲惨エンディングではない。ホームレスという社会的弱者である人々が、たった一晩でも寒さをしのぎたい、という素朴だが生命に直結する問題への訴えが伝わる。

本物のホームレスはこんなに明るくないとか、綺麗ではないとか、そういうのは言わないで欲しい。

ただし、映画では警察マスコミの側がヒールになりすぎではあると思う。正義として市民善意活動が描かれているが、もう少しヒロイックさを取り除いても良かったかもしれない。

身近にいる弱い人々、はてなでいう弱者男性の一つの例として自分は受け取った。

良い映画なので見て欲しい。

 
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