40代の独身男性。いままでの人生で結婚したいと思ったことは一度もない。
俺は結婚しなくてもまったく平気な人間で、独身貴族の人生を満喫しているわけだけど、
最近の流れを見て、あらためて俺のようにこの歳まで結婚しなくてもまったく平気な人は少数なんだなぁと思ったりしている。
同じように独身を続けるにも独身の才能が必要なのかもしれない。
それでいうなら、俺は独身の才能がありまくりな、いわば独身の天才だ。
そこで天才的独身の俺が、独身に必要な素質は何なのかを多少考えてみた。
なおこれらは男性限定の話で、女性については大きく異なるかもしれない。
まずは一人でいるのが平気でないと話にならない。
たまに一人がいるのが好き程度ではなく、会社の長期休暇などで一週間誰とも話さなくても平気なぐらいが望ましい。
高齢独身者は、仕事以外での人とのつながりはゼロになっていくものだ。老後は一人で孤独死だろう。
独身で30を超えると、独身でいることの様々なプレッシャーが襲ってくるようになる。
結婚はいいぞぉという悪意なきマウント、どうせ負け惜しみだろwwwwwという悪意ある嘲笑、
周りの人々が結婚して取り残される焦り、家庭ができた友達と話しが合わなくなっていく孤独。
もっと歳を取ると、今度は親になれない焦りなども出てくる。
それらすべてを、んなもん知るかと跳ね返せる胆力がないと独身者はやっていけない。
妻や子供というのは、仲が良好であれば一定の承認を与えてくれる存在だと思うが、
独身者にはそれがないので、他に承認欲求を満たしてくれる場所を探す必要がある。
子供を持つと自分の時間がなくなるというが、独身者は逆にその分の時間が余るので
もし時間の空白を埋められなかったら、虚無の時を過ごす中で、人に会いたくなってくるかもしれない。
それを忘れるぐらい、没頭できる何かが必要だ。
人肌の味を知ってしまうと、それを求めるようになってしまうかもしれないからだ。
一度それを求めるようになると、それを得られない苦しみも生まれてしまう。
ならば、一生味を知らないほうがいい。だから、俺は生涯童貞を貫くつもりだ。