2024-04-06

最近読んだ漫画で「それアリなの!?」って思ったこ

『群青幽霊』がジャンプラ連載時に違う作品になる

ジャンプルーキー!」っていう漫画投稿サイトがあって、そこでは「連載争奪ランキング」ってのがある。

「連載争奪ランキング」で人気1位になった作品ジャンプラで「インディーズ連載」枠として連載できる。

このシステム成功例としては『ラーメン赤猫』とか『幼稚園WARS』があるが、そういう一部の成功例を除けば作家アマチュア中心なので、そのクオリティも粗挽きなことが多い。

ジャンプラの読者層とも違うため、ルーキーではウケたものの連載時には鳴かず飛ばずってことも多々ある。

しかし『群青幽霊』の問題点クオリティではなく、その内容がルーキー時とかなり異なっていたこと。

その作品が人気で連載権を得たのに、連載するのは違う作品ってのは、アリなんだろうか。

編集部が内容の確認をするって規約にも書いていて、それでこの作品が連載しているんだからアリってことなんだろうけど、ルーキーからその作品を追っていた読者(連載権獲得に貢献した人たち)からすれば期待外れだろうね。

そうして“満を持して”連載された本作は1話から閲覧数が少なく、物議を醸すほど注目されてもいないんだけどね。

田んぼで拾った女騎士田舎俺の嫁だと思われている』が“やってる”

いわゆる「なろう系」と呼ばれるジャンルってアマチュア発のレーベルなこともあって、ある作品の設定や物語構造流行ると皆それに乗っかって、検索で引っかかるよう関連付けして閲覧数を伸ばすって潮流がある。

結果、先駆け作品を表面上だけなぞったような、似たり寄ったりな作品蔓延する。

まあ、これはなろう系に限った話ではなく、ジャンル構造が同じなら似てる部分が多くなるのは当然で、その括りでパクリだなんだっていうのはナンセンスだと思うけれども。

それに、その程度のことは些末な問題だとメインの読者層も理解しているので、大半は“なろう系の手あか”を気にしたりしない。

でも、それが手垢まみれになると『田んぼで拾った女騎士田舎俺の嫁だと思われている』という作品ができる。

これの序盤がね、『俺んちに来た女騎士田舎暮らしすることになった件』って作品と似すぎてるんだよね。

それぞれ原作コミカライズ版があって、どちらとも『俺んちに来た女騎士田舎暮らしすることになった件』の方が先にでている。

特にコミカライズ版は絵がついたことで、余計に似ている部分が顕著になっている印象。

作品とも序盤の数話は無料で読めるんで、気になる人は検索してみるといい。

フォローしておくと、似ているのは序盤だけで以降は独自ストーリーを展開していくので、頭のてっぺんから足の爪先まで“やってる”とまではいわない。

ただ、他のジャンルレーベルなら大炎上して連載終了しているだろうなあ、とは思っているけれども。

  • 出だしが似てるっていうと、荒川弘の「黄泉のツガイ」は山下和美の「ランド」とそっくりでびっくりしたな 本当に出だしの設定だけで以降は全然違うんだけど ランドがはじめてその設...

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