松本人志の性加害報道が取り沙汰された後、このような動画が発掘・RTされてた。
https://x.com/karate_fighter_/status/1671784145092239361?s=46&t=2K4OW3kjh3NOSzlKqM0y8g
この動画への引リツは批判とドン引きが大半だ。当然である。当時小学生でこれらを毎週見てた俺でもドン引きするし、PTAがこれらの番組から子供を守りたかった気持ちもよくわかる。(一応世代として弁解をさせてもらうと、キャシィ塚本をはじめとしたごっつのコントに対しては、当時であってもこれで笑って本当に良いのだろうかという多少の罪悪感を持ちながら視聴していたファンが多かったように思う。)
今回の騒動で気づいたのは、視聴者の笑いに対する価値観のアップデートは知らず知らずのうちに行われて、また供給者もそれを機微に感知して絶妙なチューニングを施してきたんだなあという事だ。ごっつまで遡らなくても、ほんの10年前のお笑いをみると、セクハラ・パワハラ・差別的笑いが横行している。今でもオンラインアーカイブなどでも視聴可能だが、ここで具体的な番組名を出して配信停止になると嫌だから書くのは控える。
この間のM-1でも「不倫」に関するボケを入れていたコンビがいた。これはそのコンビの漫才中で1,2を争うくらい爆笑をもたらしていたが、もちろんリアルのリテラシーからして不倫は許される行為ではない。不倫で傷ついている人間はたくさんいるからだ。それらの人の事を慮らずに笑いにするとは何事だ!という批判も今後十分に考えられる。
なにが言いたいかというと、今の笑っているコンテンツが10年後、20年後も生きているかなんてのは誰にもわからない。今の価値観で過去を批判するというのは、将来自分の首を絞めかねない危うい行為であるのだ。
だからあの手の発想を徹底していくとボキャブラで散々ホモいじりやってたタモリだってゲイに土下座しなきゃダメになるんだよ 当時はさぶの中の人から喜ばれたらしいけどねアレ
ダウンタウンやとんねるずが悪目立ちするだけで、当時のタモリやウッチャンナンチャンも、今の価値観で見るとまあまあアウトなんだよね。
お笑いなんてその時点の価値観でやるものだから 今の価値観で語るのは無意味(当時でもアウトって言うのは簡単だけど本当にアウトなのはさすがに放送されてないから)
世の中そうやってどんどん穏当な方向にアップデートされている つまりリベラル思想が嫌われているのではなく、嫌われてるのは活動家ってワケ
穏当な方向に行くこと自体を好んでるかは、別の話だとはと思うけどな。