■anond:20231108152323

コードの書けない人が設計をする事例は、現場によっては存在するかもしれませんが、それはあまり望ましい状況ではないと思います。コードの書けない人が設計をすると、以下のような問題が起こりやすいと考えられます。

• 設計と実装のギャップが大きくなる：コードの書けない人が設計をすると、実際にコードを書く人とのコミュニケーションが不十分になりがちです。設計者が想定した仕様と実装者が理解した仕様が異なることで、バグや不具合が発生する可能性が高まります。また、設計者がコードの書き方や最新の技術に詳しくないと、効率的でない設計や非機能要件を満たさない設計になる恐れがあります。
• 設計の品質が低下する：コードの書けない人が設計をすると、設計の品質が低下する可能性があります。コードの書けない人は、設計の検証やテストを行うことが難しいからです。コードを書いて設計の正しさや妥当性を確認することができないと、設計の欠陥や問題点を見逃してしまうことがあります。
• 設計のスキルが停滞する：コードの書けない人が設計をすると、設計のスキルが停滞する可能性があります。コードを書くことは、設計のスキルを向上させるための重要な手段の一つです。コードを書くことで、設計の理解度や応用力を高めることができます。また、コードを書くことで、最新の技術やトレンドに対応できるようになります。

以上のように、コードの書けない人が設計をすることは、システム開発において多くのリスクを伴います。コードの書けない人が設計をすることを避けるためには、以下のような対策が考えられます。

• コードの書けない人には、設計ではなく、要件定義や分析などの上流工程に携わってもらう。これにより、コードの書ける人には設計や実装などの下流工程に集中してもらうことができます。
• コードの書けない人には、コードの書ける人とペアプログラミングやコードレビューなどの協働作業を行ってもらう。これにより、コードの書けない人はコードの書き方や技術の知識を学ぶことができます。
• コードの書けない人には、ローコード開発などの手法を使ってもらう。これにより、コードの書けない人でも、GUIツールやテンプレートなどを使ってソフトウェアやアプリケーションの開発ができるようになります。

コードの書けない人が設計をすることは、現場の状況によっては避けられないことかもしれませんが、できるだけコードの書ける人に設計を任せることが望ましいと思います。コードの書けない人は、コードの書ける人と協力したり、ローコード開発などの手法を活用したりして、コードの書き方や技術の知識を身につけることが大切だと思います。

Permalink | 記事への反応(2) | 15:47

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