■カタコト日本語がそんなに悪いのか

極端な日本人アゲ/サゲはあまり好きではないのでこんなこと言いたくないが、あまりにもなのでここで吐き出させてほしい。

最近、外国人のスタッフを含んだ職場で働き始めた。彼らは日本語を第二言語として勉強しており、流暢だが、やはり耳で聞くと外国の方だとわかるレベル。

彼らが電話対応をした際に、差別的な対応をとる日本人が非常に多い。

ネイティブの日本人でないと言っていることがわからない。だの、あなたは私の言っていることが理解できていない。日本人では無いから。だのといった発言が非常に多い。

後で録音を聞くと、彼らが内容を理解していないとは思えず、また言っていることも普通の日本語で十分意味が通る。

私もへたくそなりに第二言語で電話を対応することがあり、彼らの日本語に比べれば数段劣るが、ネイティブスピーカーに代わってくれと言われた事はまだ無い。

彼らがなぜ日本語を学び、日本語で仕事をしているかと言うと、日本のことが好きだからだ。

大学まで出て、給料が良いから日本で働いていると言う理由は私は聞いたことがない。私の周りの彼らは、他の言語を選べばより良い給料が手に入るかもしれないが、ただ日本の文化が好きと言う理由で日本語で勝負している。主語が大きくて申し訳ないが。

想像してほしい。憧れの文化を学び、その国の人とコミュニケーションを取ろうとしたところ、言葉が流暢ではないと言う理由で、アイデンティティを批判され蔑まれるのだ。今まで必死に勉強し、経験を積んできたのはなんだったのが。メンタルをやられる人もいる。

これを読んでくれた人にお願いしたいことがある。

ネイティブスピーカーでない人に「ネイティブスピーカーでない」「日本人ではない」「なんと言っているか分からない」と直接言うのは、それだけで差別的・侮辱的であると言う認識を持ってほしい。

このような発言はあなた自身のイメージも、日本人全体のイメージも大きく傷つける。

そういった発言が日本人からしか出てこないので、自国民はこんなに差別に鈍感なのかと悲しくなっている。クソが。

愚痴を垂れ流してすまん。

Permalink | 記事への反応(2) | 18:51

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