みんな薄々気づいてると思うけど、もはや氷河期世代が救われる未来なんてない。どんな「支援策」とやらを打ち出そうと、20年近く非正規雇用を転々とせざるを得なかった氷河期世代が今さら安定した職を得ることは無理だし、結婚して家庭を築くという未来も手に入らない。
そんな未来のために氷河期世代が働き続ける意味なんてあるのだろうか?朝起きて非正規の安月給の仕事をしに出かけて、家に帰って飯食って風呂入ってアマプラやネトフリを観て寝るだけの日々を一生独身のまま送る。そんな人生のために働き続ける意味なんてあるのか?
「無い」というのが答えだと思う。そんな生活なら生活保護でも出来るんだから。
「働きたくないなら生活保護でいいじゃん」というムーブメントにはいまだに抵抗感を抱く人が多数派だろうけど、現実を見れば生活保護と大差ない暮らしのためにフルタイム労働をしている人はたくさんいる。少ない給料からも社会保険料や年金がこれでもかというほど天引きされる。そして天引き額はこれからも増える。そう遠からぬ未来で、働くことを諦める人はどんどん増えていくと思う。
そして、氷河期世代の人たちはもう諦めていいと思う。あなた達はもう十分苦しんだよ。上の世代の正社員たちの雇用を守るために調整弁にされ、景気が回復した頃に下の世代はゆるゆると大手への内定を勝ち取って安泰な人生を過ごしてる。上の世代も下の世代も、氷河期世代の犠牲のおかげで幸せに豊かに暮らしてる。少なくとも氷河期世代よりは経済的に豊かになるチャンスに恵まれてた。
氷河期世代の人たちは、賠償金をもらうくらいの気持ちで生活保護を受給していいと思う。一生独身で、Twitterとヤフコメに社会への文句を匿名で垂れ流すだけの人生はこれからも続くだろうけど、せめて下らない労働に人生の貴重な時間を奪われない日々を手に入れる権利はあると思う。