2022-10-27

滅多に発生することはない水素爆発、でももし発生したら?

実際には水素が爆発することはめったにありません。まず日常生活私たち身の回り水素自体がありません(もちろん、水素分子単体という意味です。水素原子という意味であれば水(H2O)は大量に存在しまからね)。近年世の中がクリーンエネルギーとして水素活用していこう!という流れになってからは、注意深く探せば見つけられるようになってきました。一番近いところではご近所の家の裏庭に置かれている家庭用燃料電池の白いボックスですね。都市ガスなどから発生する水素酸素を反応させて発電するエコ機器です。また、ブルーな色合いの路線バスをちょくちょく見かけますが、あれは水素タンクを搭載した燃料電池車ですね。そして冒頭でお話しした水素ステーションが挙げられます。これらに設置されている水素を貯蔵する容器はとても頑丈で簡単には壊れません。交通事故などの衝撃にも耐えるように設計されており、水素漏洩することはないようです。

もし万が一水素が容器外部に漏洩したとしても、水素ガスは最も軽い気体であることから大気中に滞ることなく短時間のうちに上昇・拡散してしまます実験試験管を逆さに持つのはこのためですね)。大気開放空間では着火に必要水素濃度に達するのが困難で、とても爆発には至らないと考えられます。一方、建物内部や地下室に水素漏洩した場合天井付近にある程度の水素が滞留することになり非常に危険状態になりそうですが、水素漏洩検知装置や高速換気装置などの安全システムが必ず義務付けられていますので、そのような非常事態になる可能性は極めて小さいと考えられます

https://www.engineering-eye.com/rpt/column/2021/0727_impact-safety.html

anond:20221027105843

記事への反応 -
  • 水素は、容易に酸素と反応する(=燃焼しやすい)可燃性の気体です。そのため、その性質を正しく理解したうえで扱う必要があります。 「水素は爆発するから危険」というイメージを...

    • 水素は軽い気体で、ガス密度が小さいため、空気や酸素、窒素と比べると4倍以上の速さで空気中を拡散します。滅多に爆発する事はありませんが、空気中の爆発限界は4.0%~75%とアセチ...

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