学生時代勉強は程々になんとなくで短大に入り、卒業した後は転職すること無く、大学の先生に進められて入った中堅メーカーの営業所でずっと営業事務をしている
残業は無いから定時後は即家路につき、夜は母親のご飯を食べたあとはダラダラNetflixを観ながら過ごすだけで無為な毎日を反復している
20代の頃は同じ独身の友達とランチや夜ご飯に行ったりしたものだが、
歳を重ねるにつね周りの友人も結婚し始め、今はもう遊びに声をかけてくれる人もいなくなった
仕事では中堅メーカーの営業所レベルなので事務の女性は欠員が生じない限り採用はせず、入社してから誰も辞めなかったため事務の中では私がずっと一番下だ
入社当時からの先輩・大先輩も同じフロアにいるが、私と同じでみんな実家暮らしの独身には変わりない
昔はお昼休憩のときに事務同士で少しは会話があったかと思うが、時が経つにつれて自然と会話がなくなり、誰が何しているとかもう知る由もない
仕事場の男性は全国転勤ありで、各地から営業所に配属されている
でもみんな各々家庭を作っており、先週は2年前に配属されたばかりの新人君が朝礼で結婚報告をしていた
仕事でもプライベートでも、歳を重ねるごとに孤立感を感じて心が段々と締め付けられていくのを感じる
普通の人は進んでいくのに、私はマスの無いすごろくで無意味に止まれを繰り返している気がする
かといって特に何をするとかは考えていない
私はこれまでのように誰かが私の人生を進めてくれる、流してくれるのを期待しているのかもしれない
汚痔惨と付き合おう
微違流腹汚痔惨