誰かと話す時、寂しさが和らぐ。
人と話すと、私には話を聞いてくれる人がいる、共感してくれる人がいると感じる。
そして不安が減る。
私はずっとこのことを考えてきた。
私はそれが欲しかった。
見返りがないと成り立たない愛は、愛と呼べるのだろうか?
相手が自分に何も与えなくても愛することが、本当の愛なのではないか?
そんなことをずっと思っていた。
幸い、愛については少し進展があった。
それは私にとっての僥倖だった。
この愛を元にして、私はもう一つの問題、つまり寂しさについて向き合っている。
愛する人がそばにいなくても、私は寂しさを感じずに生きていけるのだろうか。
私は可能だと思っている。
これは私の挑戦である。
一生を賭けた挑戦。
こういう生き方は本当に生きづらい。
普通に恋愛し結婚して、家族を持てば、それなりの幸せを築けるだろう。
寂しさ、孤独とは何なんだろう。
まだ答えが出ない。
哲学書や心理学や宗教をかじったが、そういうことは書物では解決できないと思った。
本はもう捨ててしまった。
ただ生きることによってのみ、それが分かるのだろう。
まだまだ諦めない。まだ人生は残っている。