2022-04-18

暦オタややこしや

歴史オタク果たして二次創作オタクとして生きていけるのか、そんな疑問に直面している。

私は歴史オタクの端くれである

正確には、歴史学のオタクと分類されるかと思う。興味を持った事象が持つ歴史について検索し、図書館へ行き、あるいは論文を訳し研究所メールを送る。そういう調査過程は私にとってフルコース前菜なんかであり、得られた成果はメインディッシュともいえる。

そんな私の実家は某大手擬人化ジャンルだ。

何年ぶりに連載が再開し、ここのところ活気付いていて何よりである。そして大手だけあって暦オタも多い。文字通り古今東西の国の暦オタがそこら中にいて、世界史教科書が泣き出すようなマニアック史実エピソードで語り明かせる実家の居心地の良さたるや。

そこで甘やかされていた節もあるが、ともかく現在私は実家を出て別のジャンルに居る。

 そこも擬人化沼ではあるが、実家に比べればワンルームマンションの一室程度の界隈だ。必ずしも歴史に触れる必要もなく、沼入りしてすぐに暦オタの少なさは認識できた。

 それから暫くして今に至る。暦オタは二次創作オタクに成り得るのか、という疑問がここのところ頭から離れない。

 上述のように私は暦オタがベース人間だ。国擬が好きだから歴史が好きなのではなく、歴史が好きだから擬人化が好きなのだ。私の好きは歴史抜きには語れない。

 だが、二次創作歴史抜きの方が食べやすい。それは当然のことなのだが。

 その乖離を今のジャンルで突きつけられた。私の好きなもの創作してみようとしても、文字はいつの間にか年表になっている。絵を描いても史実ベースの数コマが精々で、元の話を知らなければチンプンカンプンネタばかり。

 絵を描くのも文を書くのもそれはそれで好きなのだが、やはり歴史の話がしたい。かといって、専門家気取りと煙たがられるのも嫌。下書きは溜まる一方なのにツイート数は伸び悩む毎日である。正直、楽しみきれていない感覚が残る。

 現ジャンルのことは好きだ。だからこそ、生粋の暦オタが二次創作オタクとして真っ当に楽しむ方法が何かないものか。

歴史オタクの各位に改めて先頭の問いを尋ねたい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん