田舎からはるか遠き「食文化のセンス」 | Books&Apps
Cunliffe サイゼリヤを「居心地のいい店」というのはちょっと分かんないですね。個人的には騒がしすぎるし椅子もあまりよくない。
これは何なのだ?
ブックマークはしょせん個人のしおり兼メモ帳だから、何が書いてあってもいいのだけれど、誰でも見ることのできるコメントでもあるので、ここに疑問を書き残しておきたい。
元記事を読めば分かることだが、シロクマ先生はこの記事でサイゼリヤを「居心地のいい店」などとは一言も言っていない。
途中で、同じ一文の中に
サイゼリヤはアリかナシかで骨肉の争いをする人々をよそに、話題の周縁には「高すぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」がベストであると指摘し、
と、「サイゼリヤ」「居心地のいい店」の両方とも入っている文はあるが、これはサイゼリヤ論争の周縁部で「(サイゼリヤではない)高すぎず気取ってなくて居心地のいい(ry店があるよね」と誰かが言っていたというだけの話だ。
また、
X市では、喫茶店というジャンルで最もセンスが良いのは、問答無用でスターバックスなのだ!
中華ならバーミヤン、イタリアンならサイゼリヤといったところだろうか。
X市に生まれ育った若者が「高すぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」をサーチ&メモリーしようとすると、おそらくそうした大手のチェーン店が記憶されてしまう。
という一文もあるが、これは、シロクマ先生の言論に乗っかると、
「文化資本が少ないX市という人口7万人の地方都市に生まれた若者たちは、ベトベトしたスパゲティを出す自称イタリア料理店との比較で、サイゼリヤを『高すぎず気取ってなくて居心地のいい(ry』として記憶してしまう」
という話であり、シロクマ先生自体が「高すぎず(ry」と考えているという話ではない(むしろ逆)。
つまり、
Cunliffe サイゼリヤを「居心地のいい店」というのはちょっと分かんないですね。個人的には騒がしすぎるし椅子もあまりよくない。
のコメントは、X市という人口7万人の地方都市に生まれた若者たちに対して、
「君たちが『居心地のいい店』という(思う)のはちょっと分かんないですね。個人的には騒がしすぎるし椅子もあまりよくない」
と、思い切りマウントを取っていることになるのだけれど、なぜ唐突にX市の若者に対してそんなマウンティングをしたくなったのか全く理解できない。
いつからはてなブックマーカーがちゃんと文章を読み取ってブコメしてると思っていた?