今日お付き合いしてた人と別れた。
この人私のことそんなに好きじゃないんだろうなとずっと思っていたけど、やはりそうだった。それがよくわかった。
悲しい。悲しい。
私は気を許してない人に対して否定的なことを言うのが苦手だ。彼に対して思うことはあったが、それを私の口から伝えることは難しい。だからこそ、どちらかに否があるのではなくどうしようもない理由、即ち忙しさを理由に今後の関係性が難しいのではとラインで切り出した。
それは彼のしんの気持ちを聞きたかったからでもある。振ってほしかったのかもしれない。それくらい、最近は私に対する彼からの気持ちを感じなかった。そういう空気や人の気持ちを敏感に感じ取る私にとって、最近の彼との関係性は苦痛でしかなかった。
頭の良い彼は、われわれの問題は多忙さではなくお互いの気持ちにあることを見抜いていた。
彼は私に対して思っていたことをいくつか私に伝えた。その言葉はグサグサと私の心に刺さり、今も重くのしかかっている。
それらはすべてどうしようもないことで、私が改善できることではない。でも、その内容のいくつかは私の今の仕事やアイデンティティに関わるようなことだったので、深く傷ついた。ずっとどんより曇り空のような気分だ。
私も彼に対して不満に思うことや、ちょっと合わないなと思うことはいくつかあった。一生一緒にいることはないだろうなとぼんやり思ってもいたし、女友達にもそう言っていた。でも、一つも伝えなかった。正確に言えば、伝えられなかった。
ストレートに感情をぶつけられる人が羨ましい。今回も私は最後まで聞き分けのいい、「良い子」だった。
私が臭いのではなく、ずっと嗅いでいたい匂いではないと言った。
この発言は決定的だった。匂いが重要なことはよくわかる。でも私にはどうしようもできないことだ。
そんなことを本人に伝えるのだから、相当私への気持ちがないんだということがよくわかった。
「食への熱量のかけ方が似ていて、行きたいお店や食べたいものについてあなたと話すのが楽しかった」
私にとって食の趣味が合うことはパートナー選びにおいて何より重要だ。だからこそ、なかなか別れに踏み切れなかった。
でも彼はそのことを軽々と否定する。確かにそこは楽しかった。ただ、食の趣味が合う女友達は他にもいるし、そこは重要じゃない、と。
何 も か も 噛 み 合 っ て な い !
私は、「私のことを好きでいてくれて、私自身も好きな人」、即ち両思いの人と共にいたい。
叶わなかった。
このショックの受けようからして、私は彼のことが結構好きだったみたいだ。
早く切り替えなければいけないことはわかっている。しょうがない。縁がなかったのだ。
大丈夫。きっと、きっと、そのままの私を好きと言ってくれる人がいる。
匂いはなぁ…