ルックバック、普通に面白かったし内容的に人に考えさせることができるのは素晴らしいなと思ったけど、内容はクリエイターとしては刺さらなかった。
同じく刺さらなかった人、いる?
もちろん、京アニ事件を指していて、そうあってはいけない、あんなことがなければみたいなことを浅く解釈して楽しんではいるのだけど、
クリエイターとしての生き様やすべてを語っている、あの情熱こそがすべてと言われると……???となる。
自分語りをすると、自分はクリエイターと呼ばれる領域の仕事をしていて、それで糊口を凌がせてもらっている。
理由として考えられるのは、
・自分が仕事でものを作るときには、誰のために、何のために、が明確としてあって、顧客の幸せっていうものを明確に定義して作るので、なぜ「自分が」作るのか、という哲学に至らない。もちろんそれを提起するのも自分。自分がやらないと作る人いなくて顧客が困ってるから仕事をもらえると認識している。
・クリエイターというよりはデザイナー思考。人の課題を見つけて、人の課題を解決することがなぜ作るのかの理由になっている。「なぜ」より「どう」作るのかが関心事だし、他人が作りたいものを作る手であることを認識している。
・悔しい想いをしたのは、予算/自分の制作物の出来に対してであって、他人と比較してどうというのが今までなかった。他人の作ったものを見るときに良いところを見つけて、取り入れようとするけどそれ自体に劣等感は感じない。
・夢を達成したことで夢は夢じゃなく目標として達成するものだと思っている。
ということがあるからだと思っている。
趣味でやってることもそういう分野だけど、自分のために娯楽としてやってるのもあって(作る過程が楽しい/あるいはすでにある創作物を自分が再解釈することが楽しい)、他人はどうでもよかったり。
良くない傾向なんだろうか。