今年仕事をやめた。
やめる気持ちはずっと持っていたがタイミングを探っているうちに気持ちのほうが追いつかなかった。
精神科で診断書をもらってやっと自分のことに目を向けられるようになったと思う。
私は運動部経験などもなくストレス耐性が低いことは自覚していた。
ただ仕事で逃げてはいけないという気持ちだけはあったので過度なストレスがかかっても働くことができていた。
上司からは常々お前はメンタルが弱いから少しずつ強くして行けと言われた。それは問題がない。
私はメンタルの強さというのは何があっても動じないことだと思う。
メンタル面の強さがある人は何があっても動じなかったり冷静に対処するものである。
しかし上司は嫌なことがあるとそれを露骨に出すような人間だった。
普段は気に止めないことでも機嫌が悪いと必要以上に当たり散らかすので業務の半分以上は機嫌を伺うことだった。
私は嫌なことがあるとそれを引きずってしまうタイプのメンタルの弱さだが当たり散らかすことはしない。
引きずる人間が部下で当たり散らす人間が上司だと最悪なのだ。お前は俺が殴りやすいように鍛えろというのだから。
私はそれでもずっと耐えてきた。相手が上司で人事評価等も全て握っている。
当たり散らす人間はその場で発散できていいよなと常に思っていた。
周りの人間のことを考えず自分のことだけ考えていればいいのだから。
そういう人間がメンタル強くて使いやすい人間と評価される会社だった。
生き延びているのはのらりくらり躱せる人間か当たり散らす側の人間だけだ。
そんな会社の未来はないなと思っているし変わらないんから適応できる人間を待つしかないのだろう。
仕事に必要なメンタルの強さとは感情と事実を切り離して考えることだけだと思う。
過度な叱責をすることで時間、周りの人間のモチベーション、叱られている時間の経費すべてを無駄にしているのだ。
もちろん指導は必要だと思うが過度な感情を持ち込む、特に相手をのストレスのはけ口にしてはいけない。
ストレスのはけ口耐性が強い人間が評価される現場は多いのだろうなと思う。
はけ口にされてきた人間は昇進すると共に同じことを繰り返すのだろう。
日本社会がそういう作りになっているので半分以上諦めているが。