2021-07-05

Vtuber前世に関する話

Vtuber前世の話は大抵がタブーであると思う。もし誰かが自分の好きなVtuber前世の話をぐいぐいと押し付けてきたとしたら私だって嫌だ。

ただ、私には前世意識せざるを得ないライバーがいる。端的に言うと、推していた実況者がVtuberに転生したのだ。

その実況者のことをAとし、またライバーのことをXとしよう。

私自身は転生が悪いことだとは思わないし、そこで皆に愛されているところを見られればそれで満足だとも思う。

Xは今や多くの人気を得て、Twitterフォロワーチャンネル登録者も沢山いる。それを見ると非常に嬉しい。傍から見れば何目線だという話なのだが、Vtuberになる数年前からいかけているという思いもあって「ようやくAの良さを沢山の人に知ってもらえた」等と思ってしまったりもする。

しかし、心のどこかに素直に喜べない自分がいる。どうしてAの頃のファンにはなにも言わずに転生してしまったのだろう。どうしてAという名前のまま今後応援することが出来ないのだろう。中身は同じ人なのに。

AはVtuberのXとなって、Aだった頃とは比べ物にならないほどの人気を得ている。それこそ数十倍フォロワー再生数を。

Vtuberの姿と、大きな会社の力があるだけで、こうも違ってしまものなのか、と正直思う。当たり前だ、個人の実況者と有名Vtuberが多く所属する運営とでは、そもそも視聴者の母数から桁が違う。

その人がAだったこから、常々「なぜもっと評価されないのか」と感じていた。それぐらい素晴らしい能力を持った人だったのだ。だから今Xとして受けている評価はそのころの私にとっては非常に喜ばしいことである

まり私は、現状に対して特に不満を持っているわけではない。

ただ、この薄ぼんやりした悲しみをどこへやればいいのだろう。できることならAという名前のままのその人を、Aとして応援していたかった。でもその人がXになる選択をしたのならそれも応援したい。

これは本題とは関係ないが、大きな会社Vtuberに転生した、私の好きな実況者は何人かいる。というより、好きな辺りの実況者がまるごと転生してしまったというのに近い。

その会社の新ライバーが出ると時たま覗きに行ったものだが、そこで聞こえてきた声が自分のよく知る、好きな実況者の声だった、というのが一度や二度ではないのだ。

その会社に対して憤ればいいのだろうか?そう思ったこともあるにはあるが、絶対に違うと思う。私に出来ることといえば、Xを応援すること、そして残されたAの動画を見ることぐらいだ。

Xがデビューしてからもう何年かになる。いつかAとしての何らかの動きをどこかで心待ちにしつつ、Xがなんの問題もなく活動を続けることを祈っている。

  • メインテーマはなに? 贅肉が多くて背骨が見つけられない

  • プロレスファンみたいなものだろうか、大変だなぁ

  • いずれブームが終焉した時に元有名配信者が元のプラットフォームでなりふり構わず配信してるとこを見るのが俺の夢だよ

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