COCOAアプリの実機検証未実施によるAndroid版の不具合の件だけど、役所が仕事振れる先にモバイルアプリまともに開発できるところ無いんじゃない?と思った。
公官庁案件の実績が少ないがモバイルアプリ開発が普通に出来る企業があっても、過去に公官庁案件を多数こなしているモバイルアプリ開発の不得意な企業が競ってきたら、公官庁案件が豊富な企業によほどの落ち度が無い限りモバイルアプリ開発が普通に出来る企業は負ける。
そして、モバイルアプリ開発における落ち度をまともに判断できる人材は公官庁側にあまり多くない。
落ち度がもしあったとしても正常に判断されることなく「実績」をもって判断が下されることになる。
数億程度の案件では公官庁案件の旨味が減っていて、案件の規模にかかわらず予算管理の締め付けが異常に厳しくなっているのはかなり前から言われていることだ。
まともなモバイルアプリ開発が出来る会社がそんな面倒な案件にわざわざ手を出すかというと、まぁよほど経営に困っていない限りないだろう。
そして経営に困るような企業にまともなモバイルアプリ開発の能力がどれほど残っているかというと、疑問符が付く。
今回露呈した問題は低レベルだったけど、そもそもAPIやドキュメントが完全に準備された状態での開発じゃなく、APIが数ヶ月でコロコロ変わる状況について行くにはプライベートαテストなんかに参加したことがある企業じゃなきゃ対応できないだろう。
その企業は自社が抱えている案件や受注見込みの高い案件を後回しにしてまで公官庁案件をやるのか?
万が一そういった企業がCOCOA開発を引き受けていたとしても、発注側と受注側の文化の違いで軋轢が生じるであろう事は想像に難くない。
いいまとめだとおもう ほぼそのままSIerにあてはまる