緊急事態宣言の効果が薄まり前回の宣言時よりも街に人通りが多いと報道されているが
人々は段々と状況に慣れて、コロナを恐れなくなる。全くもって人間心理的に普通のことだ。
飲食店営業者からすればそうそう何度も自粛営業に付き合っていては店が潰れるという事情ももちろんあるだろう。
問題は、政府が金を出さないという前提の元、なんとか金をかけずにコロナ対策ができないものかという縛りプレイを行っていることにある。
さっさと国債発行による予算調達で、休業保証でも医療体制拡充でもなんでもすれば良かったのだ。
特に医療体制については金をケチりたいあまり、医療体制を拡大しても訓練された人員がおらず効果がないなどと言い訳をしていたが、
夏頃の一時的に落ち着いた時期に人員を投入していれば、今頃戦力化が見込めたのに、これも目先の金を出し渋った大失態であろう。
政府が財務省に忖度して意地でもプライマリーバランスを死守しようとしていることが、根本的な問題であるが、