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うちの職場は朝に検温してから行く必要があるんだが、今朝の私の体温は中途半端に高かった。世間がこんなに新型コロナウィルスを恐れていなければ、「その程度の熱、気にしないで出勤しろよ」と言われそうな体温である。念のため、同僚と上司に連絡を入れ、「役所の相談窓口に相談して大丈夫そうなら出勤します」と言った。
コロナが怖いというよりは出勤するのがかったるくて、遅れて行く理由が欲しかった。熱もそんなに高くないし、他にそれっぽい症状もないので「その程度なら大丈夫ですよ」と言われると思った。同僚にも「心配しすぎだと思いますけど念のため相談してみますね」というLINEをした。
で、役所の相談窓口が開く時間になって電話してみた。つながらなくて大変かと思ったら二回目でつながった。私の体温とそれ以外の症状があまりないことを伝え、「出勤しても大丈夫ですかね？」と聞いてみた。私と同様、「大したことはない」と思っている感じの声だったが、「こちらも医者ではないので出勤しても良いかの判断はできません」とのこと。どうも医療の専門職ではないらしい。いかにもそれらしい症状があって高熱が続いたりしていれば検査を受けられるように手配してくれるのだろうけど、私のような軽症患者に関してはどうしようもないらしい。もっとも向こうが医者だったとしても電話越しに正確な診断が下せるとは思えない。
結局風邪とかひいた時に行く近所の医者に行った。熱が低いのでほとんどコロナの疑いはないようだったけれど、普通に口を開けて喉の奥を見せたら「風邪ひいてるよ」とのお言葉。確かに最近急に寒くなったのに夏物の薄い布団で寝たりしていたので納得。コロナ禍に関しては「マスコミが騒ぎすぎなんだよ」というのが医者の見解だった。普通に風邪の薬をもらって帰り、職場には「普通の風邪でしたが、お休みさせてください」と連絡した。
要するに仕事を休みたかったので、風邪の診断で十分だったけど、こういう軽症のケースでは役所の窓口に相談する意味があるのかと思った。今日は平日だったけど、休日だったら窓口も手薄で、いかにもヤバそうな症状の人にだけ検査を受けさせているのではないだろうか。軽症とか無症状の人に検査を受けさせるかどうかはどうやって決めるのだろう？身近に感染者がいれば濃厚接触者として検査の対象になるんだろうけど。
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