2020-06-15

時差式信号交差点事故りかけた話

先日、時差式信号交差点で右折した際、自分の不注意で事故を起こしかけたため、自戒反省の念も込めて記しておく。

その時、私はある交差点の右折レーンの先頭で右折のタイミングを待っていたのだが、対向車が途切れなかったため信号が青のうちは右折することができなかった。しばらくすると信号黄色から赤に変わりつつあったため、これで対向車が途切れて右折できるだろうと思い、車を進めた。すると向こうから対向車が交差点に進入してきて、クラクションを鳴らしながら通り過ぎていった。幸い衝突は免れたものの、タイミングが悪ければ事故になっていてもおかしくない状況だった。赤信号で突っ込んでくるなよ、危ないなぁなどとその時は思っていた。

その後しばらくして、あの時なぜ対向車が突っ込んできたのだろうと気になり、Googleストリートビューで当該の交差点を見てみることにした。交差点をいくつかの方向から見てみたが、別に何てことのない、普通交差点だ。ふと信号機を見てみると、「時差式信号」と書いてあるのに気づいた。恥ずかしながらその時の私は時差式信号についてよく理解していなかったため、Google検索して調べてみた。Wikipediaによると、時差式信号とは交通量の多い右折車側の青信号時間を延長することによって右折をしやすくするものだということがわかった。つまり右折車から見て対向車線信号は先に赤になり、こちら側はまだ青であるためその隙に右折できるというものだ。そして時差式信号危険性として、「時差短縮側(先に赤になる方)の右折車が自分側の信号が赤になったのを見て対向車線信号も赤になったと勘違いして発進し、対向車線の直進車両と衝突する事故が多い」という旨も記載してあった。

これを読んで、私はやっとあの時起きたことが理解できた。つまり、あの交差点では右折しようとした私側の信号が時差短縮側で先に赤になり、対向車側の信号は時差延長側でまだ青だったのだ。青信号で直進している相手から見れば、私は直進車を妨害して無理やり右折しようとする危険な車だったというわけだ。あの時の直進車に申し訳ないと思うと同時に、今更ながら恐怖を覚えた。あの時対向車と衝突しなかったのは、単なる偶然だった。もし対向車がもう少し速く交差点に進入していれば、対向車の信号が赤だと思い込んでいた私には避ける術はなかった。日頃から運転には気を付けているつもりだったが、気づかぬ内に思い込みで「対向車の信号は赤だろう」「対向車は来ないだろう」と「だろう」運転をするようになってしまっていたのだ。

今回の件は私の不注意によるものであり言い訳するつもりは毛頭ないのだが、このような時差式信号というものに対して違和感を覚えたのも事実だ。調べてみたところ、私のように時差短縮側の右折車が勘違いして発進し事故を起こすというケースが全国的に相次いでいるらしい。思い込み運転するのが危険なのは今回の件で深く胸に刻んだが、それでもやはり人間ミスをする生き物である。それぞれが気をつけなければならないのは勿論だが、交通システムに関しても極力ヒューマンエラーを少なくできるような仕組みが望ましいのではないか

ちなみに時差式信号危険性については下記が参考になった。図3がまさに私が犯した過ちの状況を表している。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalip1984/19/0/19_0_869/_pdf

ということで国道17号埼玉県庁前の時差式信号交差点を進行する際は十分注意してください。南から北(大宮方面)へ向かう側が時差短縮(先に赤信号になる)側のようです。私のように思い込み判断せず、右折の際はしっかり目視で対向車が来ないか確認して頂ければと思います

  • 月並みだけど事故らなくてよかったね。右折はいつでも気をつけよう

  • なんだそれ、これ増田が悪いのか?酷いな!

  • なんで人間は免許とると瞬時に交通ルールを忘れちゃうのか こういう話聞くと毎回疑問に感じる 免許とるためにみんな交通の法律とルールは覚えるんだよね?たしか

    • 人間の脳は文字列を覚え続けることが凄く不得意にできている。 覚えるのが得意なのは、なによりもまず体験。 一回危ない目にあってみないと覚えられないところがある。 まあ、だか...

  • ズク教官の教え とりあえず交通ルールを完璧にマスターするのも大事だが、人間そうもいかぬ。 まずはズク教官の教えをマスターせよ。 https://togetter.com/li/224953

  • だろう運転 かもしれない運転 思い込みで運転は危ないって

  • おつです

  • 埼玉県内は分かりずらい時差式信号の所が有るんだよね 全部矢印式に切り替えればいいのにね

記事への反応(ブックマークコメント)

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