コミカライズにノベライズ、関連性のないゲームとのコラボなど。
様々なマルチメディア展開がなされ、ヴァリオリは“出せば売れる”存在となった。
募っても見向きしなかったスポンサー達は、今では頼んでもないのに「出資させてくれ」と言ってくる。
その場しのぎで作られた低予算アニメは、名実共にスタジオの看板作品となったんだ。
さて、話を現代に戻そう。
そこに浮上した、「幻の10話」という余白。
それは一体なぜ“幻”となったのだろうか。
「珍しいな~」
「というより初めてじゃないですか。ヴァリオリに脚本なんて」
現在でも、このアニメシリーズは脚本なしでストーリーを作られている。
しかしスタジオが大きくなった現在でも、基本的な制作スタイルは据え置きである。
「可能な限り自社で作る」、「脚本なしでストーリーを考える」ことがヴァリオリの作風を支えるとされているからだ。
そこにきて、この“幻の10話”には脚本があるのだから、気になるのも無理はないだろう。
「オレに脚本なんて書けるわけねーだろ」
「え、じゃあ誰が書いたんですか。ムラタさんとか?」
「違う、書いたのはモトマスだ」
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“激動の時代”という文言は、さしずめボジョレー・ヌーボーのようなものだ。 ティーンエイジャーの俺や、その時代に実感の伴わない人間にとっては「10年に1度の出来」という評価ほ...
久しぶりにリアルタイムで冒険見たわ
久しぶりにリアルタイムで見たわ
≪ 前 脚本だけではない。 “幻の10話”に携わったスタッフは、そのほとんどが聞き馴染みのない者だった。 つまりシューゴさんなしで、代理スタッフで構成されているってことだ。 ...
≪ 前 「もし、あの“幻の10話”に、オレの指摘したリスクよりも大きなリターンがあるなら、封殺されるのはオレだったろう。オレのことをよく思っていない上役は、当時からたくさん...
何度も言い続けてきたけど一向にやめないね みんなつまんないって言ってるし いい加減やめたほうがいいって
≪ 前 「まあオレが何も言わなくても、放送局か広告代理店にマトモな奴が一人でもいれば、そこでストップはかかっていただろうがな」 「でも今こそ向き合ってみませんか、この“幻...