子供の頃からアニメや漫画、ドラマのキャラクターなど架空の人物を好きになることが多かった。生身の人間に恋をしたことはほとんどない。
(ドラマの登場人物に惚れて、それが高じて演じている俳優を好きになったことは何度もあるが)
自分としては、これは紛れもなく恋愛感情で、自分は片思いの経験が豊富な人間だと思っている。が、子供じみていると思われるのが怖くて、人には言えない。
フィクションの世界では、スポットが当たった人物の心情や言動は細かく描写されて、視聴者である自分もその人となりを知ることができる。そのうち、特定のキャラに夢中になる。
現実の自分はコミュ障で、人付き合いが苦手だ。友達もほとんどいない。人となりを知って夢中になるほどに他人と距離を縮めることができない。だからフィクションの世界にどっぷり浸かって、その中の人間関係を楽しんでいる。
架空の人物を好きになって一番虚しいのは、コンテンツの終了だ。
ストーリーが完結したら、もうその人には二度と会えない。想像力のある人はそこで二次創作を始めるのだろうが、私には想像力がない。
それでも、好きなキャラが出てくるシーンの続きを妄想したりする。その先はない。違う世界にいるその人との距離が縮まることはない。虚しい。
最近、妄想の中でストーリーに自分のアバターが出てくるようになってしまった。夢女子というやつか。だが、それでも私は満たされない。
俺、魔女宅公開時のキキと同世代なんだけどむっちゃ好きだった キキでむっちゃオナった