音楽はとてもいいなぁと思いながら聞いているんだけど、言葉のセンスが最悪的に苦手と感じている。
自分が初めて髭男を認識したのは、去年の高校野球だったと思う。
歌詞から推察するに、最初から高校野球に向けてのオファーだったのだろうと思うのだが、非常に気持ち悪い。
奇跡じゃなくていい 美しくなくていい
生きがいってやつが光り輝くから
愚直で確実な守備なんかや、場面場面に応じた集中力の切り替え、走り出す瞬間の判断力。
奇跡や美しいプレイが稀に起こった時に感動はするが、別段、それを求めている人は少数派ではないだろうか。
高校野球に、奇跡や美しさを求めているのではなくて、真剣さとか諦めない姿勢を称賛するのであって、奇跡だの美しさは後付けでしかない。
君の運命のヒトは僕じゃない
自分のコミュケーション能力とか相性の悪さを、運命という言葉で責任逃れしているのが苦手だ。
折り合わなかった悲しさはわかるけど、人生や目の前の決裂の責任を、運命とやらに押し付けるのが非常に傲慢だと思う。
別れるのは運命だったというなら、まだわかる。
しかし、運命の人じゃない、という言い方にすることで、まるで運命の人というものがあたかも存在するような、万能の存在があるような物言いに、そして、それが自分じゃなかったという言い訳は、筋違いというか、真摯に相手に向き合っていたのかと思うと、やっぱり気持ち悪い。
運命だとか宿命だとか、こういう言葉に引っかかる自分とは、運命とか宿命の解釈にかなりズレがあるんだろうと思う。
もやもやをいまだに言語化できないけど、髭男のこの二曲は本当に苦手である。
他の曲は歌詞をちゃんと見てないんだけど、たぶん引っかかるんだろうなぁと思ってるし、配偶者が好きなので、どうしても聞くときはあるし、相手にも苦手だということは伝えてあるし、宿命に関しては同意見だけども、ラジオでかかっちゃうともやもやするので、整理するために、言語化できない部分も含めて、ここに置いていく。
裏日本の人だからセンスが磨かれないのは仕方ない