2020-01-02

日本半導体が負けたのは和書がなかったからじゃないだろうか

現状の日本半導体産業は、部品は強いがシステム寄りになると弱くなる。

半導体関係和書を見ると、半導体原理などの書籍は多いが、システム関係全然なくなる。

和書がなくても洋書がという意見もあるだろうが、和書大学講義教科書指定されたり、大学図書館にあったり、大きな書店にいけば見つけられるのと、

洋書タイトルがわからないと玉石混交の海に放り込まれ見つけにくいのとは全然違うだろう。


教科書なら1,2万の価格でも仕方なく買うと思うが、Amazon書評が信用できなくなっている今、

1,2万の本をポンポン買ってレビューするのは難しいように思える。


加えて、半導体システム寄りになるとソフト開発向けになるのが多いこと、

1つのハード固有仕様の話に陥りがちで、良著に合うのが難しい。

ソフトの開発し易さも考慮しないといけないが、あくまハード開発向けでないと、いざハード開発時に躓く)

和書だとトランジスタ技術などのCQ出版くらいしかないが、読むとちょっと踏み込んだ内容まではあるが開発側にはなれない。



中国はというと、システム開発方法から、実際に開発に使うソフト和書は1冊もないのに十数冊ある)まで書籍がある。



ネットにあるから」と言われるが、情報の海は広すぎる。

情報の海を航海していくための海図が必要だった。書店が海図であり、書店に並ぶ和書ピースを埋めることだ。

和書の内容の詳細さは測量の詳細さで座礁しないために必要だが、それ以前に地図に島が抜けている(ジャンルがない)と認識すらできない。

たまに海岸に届くボトルに入った洋書発見できればいいが、ヤフーQiitaでは話題にならないので、ボトルは砂に埋まって見つけられない。

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