2019-10-20

フェミダブスタについて説明する

ここで批判されがちながらも一応例え話にしよう。

フェミは鳩だ。灰色で鶏より一回り小さく、くるっぼーとなく。それだけだ。

ところがある日オタクはこの鳩をエアガンで撃ってしまった。

それくらい別にいいだろうと息巻いていたのだが、実は鳩は保護鳥であり狩猟には特別許可必要鳥獣に該当すると知り、それがじわじわ理解できてくるとオタクは焦りだした。

そうしてある妄想に耽りだす。

「あれはカラスに違いない。俺の持ってる光り物を狙って攻撃しに来たのだ。それなら保護鳥じゃないか問題ないはずだ」

この発想自体は無理もない。人間だれしも、自分自身の過ちを認めたくないために、都合のよい空想にふけることはある。

オタク集団から「あれはカラスだ」とお互いに言い合い「それならしっくりくる。納得できる。鳩だというよりもよほど分かる」と言い合う。

さて、しか法令違反なので、普通に咎められる。

その時、あれは黒いはずだ、カーと鳴くはずだ、一回り大きいはずだ、光り物を憎んで攻撃するんだ、いや光り物を欲しがっているのだ、とどんな言っても、目の前にいるのはくるっぽーと鳴く灰色の一回り小さい姿しかしてない。

まぁそれが現実である

普通の人は「やはりそう都合の良いことはなかったか」と諦めるのだが、オタクはここで独特の思考回路を放つ。

「あれはカラスのはずなのに、灰色でくるっぽーと鳴く。本当は黒くてカーと鳴くはずなんだ。つまり『ダ ブ ス タ だ』」

普通現実空想齟齬を起こした場合自分達の抱いていた空想妄想であったと認める思考をするものだが、オタク一定数以上『現実空想に合わせてくれないなんてダブスタだ』的な発想をする人が現れてしまう。

「鳩は何故ダブスタを認めない。お前はカラスのはずなんだ。鳩はこのことについて真剣に考えるべきなのにそうしないんだ」と嘆き続ける。

これがフェミダブスタの正体である

それにしても、こうも空想現実が反転するというのは、大昔のゲーム脳やらオタク現実虚構区別がつかなくなるやら、なんやらのエセ科学だったはずの話が、事実として目の前に現れたようで、いっそ薄気味悪くすらある。

あの手のニセ科学が、予言になってしまうのだろうか?

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