夢見りあむはアイドルマスターシンデレラガールズに追加された新アイドルで、Twitterでバズりにバズって、今年のシンデレラ総選挙総合3位をかっさらっていった。
たくさんのプロデューサーさんたちが、夢見りあむというアイドルに心が動かされ、乱され、様々な感情がTwitterやブログで書き込まれているのを見かけた。
自分も心を乱された一人だった。
いろんなプロデューサーさんが考察したり考えを記している文章を読んだものの、自分と同じ感覚で夢見りあむを見ているプロデューサーさんに出会えなかったので、先人に習ってお気持ちを表明しようと思った。
自分は夢見りあむというアイドルの中に、かつて自分が見ていたアイドルたちを重ねている。
「アイドルをやめて、ステージを降りた後どうするか」という話題が最近取り上げられることが増えた。
アイドルという数が無数に増え、地下アイドルと言われるステージだけのアイドルまで合わせたら、数え切れないほどアイドルが存在する近年、 アイドルブームも斜陽で、同じぐらいステージを降りていったアイドルもいる。
最近のアイドルを見ていると、歌手になりたい。お芝居をしていきたい。芸能界の足がかりにしたい。アイドルを一段階目のステップに選ぶ子が減ったように思う。
グループが好きで(憧れて)。ダンスや歌が好きで。アイドルに勇気づけられたから。アイドルがゴールにしているアイドルが本当に増えた。
アイドルの賞味期限の間に、次を見つけられない子は途端に病む。
15歳でアイドルになって、25歳までアイドルを続けたとすると、10年アイドルができる。
その10年は、残りの人生をかけるだけの価値がある10年なのか。
夢見りあむは炎上してもいいから目立ちたいとは言うけれど、トップアイドルになりたいとは言わない。
人生逆転したいとは思ってるけど、具体的な逆転した結果をイメージしてるようには見えなかった。
夢見りあむがもっともっと人気になって、たくさんのオタクにすこられて、同僚のアイドルやPサマから頼られて、芸能界でチヤホヤされたとして。
夢見りあむはその後も生きていけるんだろうか。
自分は、夢見りあむをかつての推しに重ねている。ただ、幸せになってほしい。
もし、残りの人生も、青春も、なにもかもを代償にして良かったと言い切れるぐらいのストーリーが夢見りあむのこれからにあったのなら。