実はゼンショーグループはペッパー君で顧客のビッグデータ取ってる。
ペッパー君のつぶらな瞳の奥には高精度の網膜スキャンカメラが内蔵されている。
客がペッパーのボタンを押すために接近した時にシャッターが押される。
網膜で個人を識別して、初回の利用なのか常連なのかを判断する。
同時に、以前来たことのある客ならば、以前の来店の際に何をタッチパネルで注文したかを呼びだして、データを更新していく。
こんな感じでデータを蓄積していく。
それら年齢、性別ごとに来店時間や曜日なんかの傾向も情報収集している。
こうしたデータの積み重ねにより、はま寿司では流す寿司ネタの決定や、在庫の注文なんかを行なっている。
ちかごろ、タッチパネルに微小な針を設置して、客の皮膚片を収集することも始めた。
遺伝的疾患はもちろんだが、遺伝子の解析で好きな寿司ネタや健康状態なんかも審査される。
最近、はま寿司の席についた瞬間に、好みの寿司ネタ、あるいはその時に食べたい寿司ネタが忽然と廻ってくることはないだろうか?
もし、あなたが望む皿がやって来ているのであれば、それはビッグデータの為せる業だ。
ゼンショーはあくまで個人の情報は用いず、それをこきまぜたビッグデータからあなた好み(とされる)皿を出している、と説明するだろう。
でもそれは本当だろうか?
網膜で識別された個人データが、遺伝情報によって理論を強化され、私たちははま寿司とペッパーに完全管理されてしまっているのではないだろうか。
好きな寿司ネタを食べている、と思いきや、実は釈迦の手のひらの上で好きなネタを当局に食べさせられているのかもしれない。
選択の自由があるように見せかけて、寿司ネタに全く管理されているのかもしれない。
恐ろしいことである。