2019-05-21

二次創作が読めなくなった

同人誌を書き続け、いつしかプロになり、ようやく生活が安定してきた。

からの夢だったし、自分作品お金になって生活できるのは

本当に幸せだと思う。いまが一番楽しい幸せだ。


しかし少しずつ考え方が変わってきた。

あれほど好きだった二次創作同人誌が読めなくなり、書けなくなった。

プロという立場なのに人様の設定やキャラクターを借りて

それを自分作品と言ってしまうのはどうなの? という気持ちが生まれてきた。


それだけならまだしも、アマチュア同人作家へも同じ気持ちを抱くようになってきた。

借り物のキャラクターなのにあたか自分のもののように振る舞う人たち。

誰かが必死で考えた世界観なのに創作論を語っちゃう人たち。

締切締切って何作家ごっこしちゃってるんだか。

所詮素人でしょ? 偉そうに。

…なんてどす黒い感情が湧き上がる。

かつて私がしてきたことなのに。


二次創作にも著作権はあるし、お話自体自分で考えるわけだから

私の言い分がおかしいのはわかっている。

結局は自分が変わってしまったのだ。

これってお笑い芸人YouTuberを見下しているのと似ているかもしれない。

それってダサいし、心が狭い。

そもそも私は生活が安定しているだけで売れっ子ではないのだから

こういう風に文字にしてみるとほんと説得力ないなあと思う。


プロにも二次創作を続けている人はいっぱいいる。

そういう人がうらやましい。

二次創作からたくさん感動を貰ったし、友達もできたし、本当に楽しかったのに。


一次創作に関してはそういう気持ちにならないので、

同人活動は一次で続けている。同人誌自体は大好きなのでこれからも続けたい。


いつかまた書きたいジャンルができて二次にもどっぷりハマってみたい。

でも今のどす黒い感情が無くなってしまったら商業でやっていけなさそうな不安もある。

SNSじゃとても言えないのでここに吐き出してみた。

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